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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第十五話】
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し、社交辞令…だよな?
「あは♪ヒルトくん、今はISの事を教えてあげる約束だから…行きましょうか?」
「あ…は、はい」
――第二アリーナ中央――
特訓を開始して二時間程が経過した。
先輩もIS用意してるのかと思ったが、どうやら俺だけの分を用意してくれていたようだ。
ラファール・リヴァイヴという第二世代型のIS――。
打鉄とは違い、すんなりと思ったより軽やかかつ、動きやすいのが特徴って感じかな――。
だが――。
「せ、先輩…いつまで反復横跳び続ければ…」
「ん?――後五〇往復かな」
な、何かの役に立つのか心配になってきた。
これまでISを使って行った訓練と言えば歩行とダッシュ、ジャンプに反復横跳び――。
因みに先輩には空が飛べない事は伝えてある――知っていたようだが。
その上での反復横跳びなのだろうか……。
そんな事を悶々と考えながらひたすら反復横跳びをし、ISの重厚な音のみが規則正しく響いていった――。
――30分後――
反復横跳びを終え、少し休憩をしていると――。
「ヒルトくん、はい」
そう言って渡してくれたのはスポーツドリンクだった。
そういや汗もかいてたな……。
「先輩、ありがとうございます」
「ふふ、ところでヒルトくん、ISの操縦なんだけど…オートにしてる?」
「え?」
マニュアルの手動何だが…オートの方がいいのか?
とりあえず、素直にマニュアルというかな…。
「マニュアルでやってますが…?」
「オートじゃないんだ?うんうん、マニュアル操縦の方がいいわよ」
「へ?」
訳が解らないという顔になっていたのか、先輩が簡素に説明を始めた。
「ISはオート操縦で動かすよりもマニュアルの方がよりISの力を引き出せるの、簡単に言うとね、オートだと100%引き出せてもそれ以上は無理なの、マニュアルならより自由な動きが出来るから100%以上の性能を発揮出来るってわけ」
「な、成る程……」
奥が深いんだな……まだまだ勉強をしないといけないな、俺は。
その後もISの基礎動作やISの色んな事を先輩から教わった。
1年勉強しただけでこれだけ幅広くISの知識が入るとは……もしかしたら、凄い先輩なのかもしれないな……。
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