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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第八話】
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いかないわ!」


 何に対しての出遅れかはいまいちわからんが…。


「ちょ、ちょっと…一度に訊かれても――」


 困ると続けようとしたのだが、【何故】か整理券を配っている女子を見つけた。

 しかも有料だ……勝手に商売するなよ。

 ちらっと妹に助け船出してもらおうと、隣を見ても妹は居ない――。

 理由はわからんが、多分化粧室かと思われる。

 どうするかな……質問に答えても視線が痛いし、この空間苦手になりそうだ。


「有坂くんって彼女いるの!?」


 突然の恋人が居るのか発言に驚きつつ、俺は応えようとした。


「え?えと、それは――」


 パアンッ!!

 そんな乾いた音が鳴り響くと共に静かになる教室。


「休み時間は終わりだ。散れ」


 物凄くいい音が鳴ったな。

 そういえば……確かに先ほどチャイムが鳴っていたな。

 しぶしぶと席へと戻っていく女子達。

 俺としては…助かったがな、これが。

 全く勉強出来なかったのが痛いが……。
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