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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第五話
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二さんとは戦うんですか?」
「ん?そこの執務官殿の許可が下りれば、な」
「出すわけないだろう。相手は民間人だぞ?」
しかしここでなのはが口を挟んだ。
「でもクロノ君。竜二さんは私相手に勝ったよ?」
「な、何!?」
「すごかったなぁ……いろんな武器をすぐに切り替えて使うし、動きもフェイトちゃんくらい速いし」
「いや、スピードはさすがに本気出したフェイトには届かんかったけど……」
「それに、直人が認めた人だもん。大丈夫だよ」
あれから何度か、なのはと竜二は模擬戦を繰り返している。そしてなのはは最初の一回以外、本当の本気で仕掛ける竜二に一切勝てていない。
また、なのはとフェイト二人がかりで竜二に挑んだこともあるが、結果は竜二の勝利。圧勝とは行かないが、かく乱担当のフェイトの動きに竜二がわずか遅れてでもついていけているために、なのはの射撃が当たらないためジリ貧になり、手数と攻撃手段が多い竜二が押し切ってしまう。その後なのはをレーザーブレード一本、そしてブースターの動きだけで翻弄し、プロテクションを突き破って撃破するというチート染みたことをやってのける。
「……ちょっと待ってくれ二人とも。ちょっと状況を整理したい」
クロノが真剣な顔つきをして竜二に向き合った。
「八神竜二さんとおっしゃいましたか?」
「ああ」
「なぜ、民間人であるはずのあなたが『魔法』をご存知なのですか?」
「こいつのせい」
そういって竜二が指を刺したのは、隣でのほほんとしていたアスカだった。
「……そちらの方の紹介は受けていませんでしたね。失礼しました」
「いえいえ。お気になさらず、クロノさん。私は我が主、八神竜二に仕えるユニゾンデバイスのアスカです」
「なるほど。して、どういった経緯で八神さんとはお知り合いに?」
「彼が生まれたときから傍にいましたよ?」
色々端折って隠してはいるが、嘘は言っていない。
「どういうことなんです?」
「赤の他人で、かつ初対面である貴方にそこまで話さなければならない義務はこちらにはありませんよね?そもそもあなた方も時空管理局員でありながらなぜこの地域にいるのか、その説明を全く受けておりませんし」
「……確かに。ここで引いたほうがお互いのためなのでしょう」
「ええ。深い話は、もっとお互いのことを知ってからでもよろしいかと」
相手を怒らせない程度に正論を正面からぶつけていくところはさすがアスカ、といったところか。そのまま半ば無理やりにクロノが話をまとめる。
「とにかく、八神さんが非公認ではあるものの魔導士であることは確認しました。しかしそれとこれとは別問題であり……」
「じー……」
しかしそこでわざわざ効果音を口に出してまでクロノをにらみつけるフェ
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