第三章
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くて済む、そう考えて男の子も外に出るのでした。そしてそこから出たのは。
家の庭でした。満月に照らされて大きな木がある庭でした。男の子がそこに出るとまず出迎えたのは。
「あれ、あの子だ」
「あの子よ」
「何しに来たんだ?」
お庭にいる蛙やみみずくや小鳥達が男の子を見て言うのでした。
「また悪いことをしにきたのかな」
「用心しないとね」
「そうね」
そしてこんな話をするのでした。
「何かしたら今度こそ容赦しないぞ」
「見ていろよ、その時は」
「覚悟しろよ」
「お庭に出ても同じだなんて」
また皆が自分のことを言っているので男の子はここでも途方にくれました。
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