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魔法少女リリカルなのは〜無駄己ドララオラオラァ転生者!!!〜
第12話 守るべき親友
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。
俺達の学校では知らない奴はいない。女子達の間ではジャニーズ的存在、男子の間ではナルシでうざくて何かと命令してくる奴。
「(何でこいつがいるんだよ……)」
そう、本棚の所にいたのは……
「はやて、他に欲しいものはないかい?」
「いえ…もう結構ですんで…」
「大丈夫だよはやて。照れて遠慮しなくても。」
「いえだから、もう取りたい物は取ったんで…。」
「そうか、じゃあ席に戻ろうか。」
「ちょっと!自分で戻れるんで押さないでください!」
「フハハハハハッ!そんなに照れなくてもいいよ。我は気にしないから。」
「だがら!(もう、何なんこいつは!さっきから付きまとって……気持ち悪い!)」
こんな真っ昼間から病弱小学生をナンパしている『馬鹿』がいた。
「…何してんだあいつ?」
俺は『馬鹿』と車イスの少女のやり取りを見ていたが、完全にあの『馬鹿』がやっている事は車イスの少女にとってみればただの迷惑にしかなってない。
「ホントッ…あいつって何がしたいんだ?」
あいつの行動の意味が分からない。本来行動というのは、何かしらの理由があってするものだが、あいつの行動は本当に分からない。たとえカーズ様のスーパー知能を使ったとしても。
「(まぁどうでもいいか。)」
ガタッ
俺はそのまま席を立ち、何か面白い本はないかと本棚に探しに行った。あの『馬鹿』を見てみぬふりをして。
俗に言う、現実逃避である。
「(見てない見てない。聞いてない聞いてないっと)」
俺は『馬鹿』と車イスの少女がいる本棚とは別の本棚を通り、本を探すためにしばらく歩いていた。
「何か面白そうな本はないかなぁ〜。……おっ、あったあった。」
そう呟きながら俺は目の前にある、金色の『何か』に手を伸ばした。
ガシッ
「真っ昼間から何してんだ『馬鹿』?」
俺は目の前にある『馬鹿』の頭を掴み、力をいれた。
ミシミシミシッ!
「いたたたたたっ!?だ、誰だ!?我の頭を掴んでいる奴は……!?」
目の前にいる馬鹿は後ろを向き俺の顔を確認して驚いていた。
まぁ、俺の顔を見れば何故ここにディオがいるのかと嫌でも驚くだろうな。
「何故貴様がここにい…(ミシミシッ!)いたたたたっ!?手を離せ馬鹿者が!!」
「えっ?今何て言ったんだい?人に何か頼む時は敬語を使わないと。」
ミシミシミシミシミシミシッ!
「いたたたたたたたたたっ!?すみませんが手を離して頂けないでしょうか!ディオさん!」
「よろしい。」
パッ
「っう……おい貴様!雑種の分際でこの我の頭を掴むとは何
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