第四章 空白期編
第九十三話 『リインフォースU』
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うや。
「よかったですね、はやてちゃん。無事完成して」
「はい。マリーさん、今までツヴァイを生み出すのを手伝ってくれて感謝します」
「いいよー。それよりこれからツヴァイを大切にしていってね」
「はい!」
マリーさんに感謝しながら私はアインスとツヴァイと一緒に我が家へ帰ろうと思う。
私の家族達や親友達にツヴァイの事を紹介せんといかない。
「それじゃ、帰ろうか。二人とも?」
「はい」
「はいです!」
ツヴァイはまだ生まれたてでうまく飛行ができないのかアインスの肩に乗っていた。
◆◇―――――――――◇◆
「ただいまー!」
私が元気よく家に帰ってきてみんなに聞こえるように声を上げる。
するといの一番にヴィータが走ってきた。
「はやて! おかえり!」
「ヴィータ。今帰ったで。それとみんなはもう全員いるか?」
「いるよ。普段はどこかにいっているアルクェイドも今はいる」
「それはちょうどよかった。紹介したい子がおるんよ」
「はやて、それってまさか!」
それでアインスに目で合図をする。それで後ろに隠れていたツヴァイが姿を現す。
「えっと、ヴィータちゃん、ですよね…?」
「うん!」
それでヴィータは嬉しそうに顔を綻ばせる。
「私の名前はリインフォース・ツヴァイです。よろしくお願いしますです!」
「あぁ、よろしくな。ツヴァイ! おおーい! みんなー!」
ヴィータはツヴァイをすぐに連れてみんながいるだろうリビングへと走っていった。
「それじゃ私達もいこうか。アインス」
「えぇ、我が主」
それでゆっくりとしながら私とアインスもリビングへと向かう。
そこでは、
「きゃー! かわいい!」
「しゃ、シャマル、苦しいですぅ…シグナム、助けてくださいです!」
「まぁ、少しはシャマルの好きにさせてやれ」
「いきなり見捨てられたです!?」
「しかし、やはりアインスに似ているな」
「そうだな」
「ヴィータのご要望通りに幼いようだな」
士郎と志貴とザフィーラが感心した目をツヴァイに向けていた。
「士郎パパ! 助けてください!」
「だ、だれがパパだね!?」
「…? はやてちゃんに士郎パパは士郎パパと呼ぶんだと教わりましたが…」
「はやて〜!」
「士郎、怒ったらアカンよ? ツヴァイが悲しんで泣いてまうよ…?」
「ぐっ…!」
「士郎パパ…やっぱりパパはダメですか…?」
ほら。ツヴァイが涙目で士郎に泣きよっている。
計画通りや。あの夢の世界でツヴァイは士郎の事を『士郎さん』と言っとった。
でもそれだと面白くないやろ? 主に私がだが。
それでツヴァイには士郎の事はパパと呼ぶように言い含めておいたのだ。
いや、いい仕事をしたと私
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