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子虎迷走記
第9話 距離の縮め方 前編
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あれから数日。

「うわあああああ!!」

「ギャウウウ!!」

俺達は、いつもどおりの朝を迎えた。

いや、ちょっとだけ変わったかな?
なんかさ、前より毎日が楽しいんだ。

皆と、レックス達と居られる事が嬉しいんだ。

「ギャウ」

そんな俺を見てレックスが嬉しそうに笑っている。

顔に出てんのかな?小虎なのに……
ちょっと尻尾でぺちぺち叩きながら青空教室に移動する。

青空教室。

「ギャオウウウウウウ!」

だから俺には文字は書けねぇぇぇぇ!!
くそう……

かりかりと切り株を引っかきつつ羨ましそうに皆を見る。
レックスが苦戦しているマルルゥを見てる間、ウィルが皆に勉強を教えている。

そういえばウィルが委員長になったんだった、そのせいかな?ちょっと面倒見が良くなったみたいだ。皆の兄ちゃんって感じだな。
皆と少しずつ打ち解けてるみたいで良かった良かった。

そしてしばらくして鐘が鳴り、授業終了。

皆が帰っていくとアルディラがやってきた。
なんでも以前助けた少年が意識を取り戻したとか。でも何か問題があるようだ。
ウィルの授業があるので済ませた後に行く事になった。

さ、船に戻って授業だ!

……俺はまた出来なかったけどね。
出来なかったから走り込みしてきたよ!
途中から走るの楽しくなっちゃったよ!
俺もう完全に子虎か!?

そして寄り道メイメイの店。

レックスが授業の訓練について悩んでいるとメイメイがいいとこ教えてあげると集いの泉に連れて行かれた俺達。

そして泉の前でメイメイが呪文を唱えた瞬間淡い光が辺りを包んだと思ったら泉に門が出来ていた。

なんでも無限回廊っていう世界の狭間にある空間でありとあらゆる世界で試練を受けられるらしい。
奥に行けばいくほど強敵が待ち構えているとか。ほどほどが一番だ。

と言う訳で。早速訓練開始だぜ!

俺も参加できる訓練だよひゃっほー!!
ようやく、ようやくだよ!俺がまともに授業を受けられるの!
早速ウィルを呼んで行こーぜ!!

それから船にウィルを呼びに行くと何故かカイル達まで着いてくる事になり皆で無限回廊へ。

俺の新技見せてやんよ!!

「ゆ、ユエ!どうしたのそれ!」

「ガウウー」

「そういや、前にもなってたな。かっこいいぜ!」

「頼もしい限りです」

などと喋りつつも敵を葬る。
俺達は容赦なく無限回廊で暴れまくった。

ふぅ!いいストレス発散だったぜ!



その後はスカーレルとおいしそうな話をしたりミスミにもふられたりヤッファにメイトルパの古い種族を教えてもらったりしつつ寄り道祭り。

そして芋畑。

暴れるジャキーニ、抑えるオウキーニ
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