暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
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〜妖精郷と魔法の歌劇〜
悪夢を打ち破らんがために
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タイルがしんしんと冷気を伝えてくる。
武器はおろか何一つとして持っていないが、背中からは不思議な透明の羽根が伸びている。いや、鳥というよりは昆虫の翅のようだ。
本当に最初は、死後の世界に来てしまったのかとも思った。
だが今では、絶対にそれが真実ではないことが判っている。
手を振ってもメニューウインドウは出ないが、ここはアインクラッドではない。新しい仮想世界だ。
コンピューターの作り出すデジタルの牢獄。アスナ達はそこに、人間の悪意によって幽閉されている。
そう、マイにこっぴどい仕打ちを受けてから一度も顔を見せていない、あの男。
現実での名前は、
須郷
(
すごう
)
伸之
(
のぶゆき
)
、ここでの名前は確か……オベイロンだったか。
さすがにあの技は、マイ自身にもそれ相応のリスクがあるようだったが、それでも希望は充分に与えてくれた。
今はまだ、準備期間。マイがあの絶大な力を再度振るえるまでの。
ならば負けるわけにはいかない。悪意に心を挫かれるわけにはいかない。そう思って、アスナは日々襲ってくる孤独感と焦燥に二人で耐えている。
なぜなら少女は言ったのだ。アスナの問いに対して。
だって絶対にレンが助けに来てくれるんだから、と。
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