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やはり俺の青春ラブコメはまちがっているかも
やはり雪ノ下 雪乃は怒っている。
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にしておこう。ついでにペナルティも科す。三年で卒業できると思うなよ」

目がマジだった。

かつかつとヒールで床を鳴らし歩く平塚先生と、引き摺られる比企谷と脇の下に抱え込まれている俺を遠くに居る男子生徒が羨ましそうに見てくる。

あっ、平塚先生のオッパイ柔らかいし、いい匂いがする。

しかしいつまでもこのままでいるわけにはいかない。なんせこれから連れてかれるのは、あの部室だ。

『あの、もう逃げないんで離してくれないですか?』

「そう寂しいことを言うな。私が一緒に行きたいのだよ」

ふっ、と平塚先生が優しげに微笑んだ。そのあまりのギャップに思わずドキドキした。

「それに今君達を離して万が一逃げられでもして、後で歯噛みするより、嫌々でも連行したほうが私の精神衛生上よろしいからな」

「理由が最悪ですね」

比企谷が引き摺られながらツッコム

「何を言うか。嫌で嫌で仕方ないが、君達を更正させるためにこうして付き合ってやっているのだぞ。美しい師弟愛というやつだ」

『これが愛なの?こんなんが愛なら愛なんていらねぇよ?』

「君達はまったく捻くれているなぁ…捻くれすぎて秘孔が逆の位置にあるんじゃないか?聖帝十字陵とか作るなよ?」

この人こんなんだから結婚できないんじゃ……。

「もう少し素直なほうが可愛げがあるぞ。世の中を斜めに見ていても楽しくないだろうに」

「楽しいだけが世の中じゃないですよ。楽しきゃいいって価値観だけで世界が成立してたら全米が泣くような映画は作られないでしょ?悲劇に快楽を見出すこともあるわけだし」

『それに人の不幸は蜜の味と、良く言うじゃないですか。結局人間なんて生き物は自分以外の人間の不幸に快楽を見出すような醜い生き物なんですよ』

「今の発言などまさに典型的だな。斜に構えているのは若者によくある事だが、君達のそれはもう病気の域だな。高校二年特有疾患、やはり君達は《高二病》だな」

とても素敵な笑顔で病気扱いされた。

『なんですか、その中二病が可愛く思えるような不愉快な病気は』

「君達はマンガやアニメは好きかね?」

説明を求めた俺を無視し平塚先生は自分勝手に話題を振ってくる。

「まぁ嫌いじゃないですけどね」

『わりと好きです』

「なぜ好きかね?」

『そう聞かれると難しいですね。……比企谷は?』

「俺に振るなよ……そりゃまぁ…日本の文化の一形態ですし、世界に誇れるポップカルチャーとして認知されてますからそれを認めないのも不自然なことでしょう。市場も大きくなってるから経済面でも無視しちゃいけない」

『説明なげぇよ?お前マンガとアニメ好きすぎるでしょ?』

「ち…違うんだからな、決してインターネットで調べてな
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