GGO編
百十六話 温もりと殺人鬼の瞳に映るモノ
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。そうして同時に、その意味を、確かに理解した。それが一体、どう言う意味で有るのかを。
そして同時に感じる。もし、これがリョウの本当の本質であるならば……
──もしかすると、リョウの“筋力値”は彼の強さにとって、『ほんの飾り程度に過ぎないのかも知れない』と──
「さて、そんな怪物が相手だ。諦めてくれるか?」
「Ah-Ha……まァそうつれねぇ事言うな……いずれお前の事は、最高級のメニューでもてなしてやるからな」
「要らねぇし」
呆れたように言って、リョウは引き金に指を掛けた。
「そいじゃあまた、しばしのお別れだ。またな」
「あぁ、面白れぇのは此処からだ。精々忘れてくれるなよ?My broski(我が偉大なる兄弟様よ)」
重々しい銃声と共に、最後の言葉が響いた。
──show timeはこれからだからなァ──
「……っは」
倒れたPoHの死体を前に、リョウはゆっくりと立ち上がる。
「上等上等。いくらでも掛かってこいよ」
アイリの方へと向かうために立ちあがりながら、リョウはニヤリと笑って言った。
「殺し合い(ショー)がしてぇってんなら、応とも幾らでも付き合ってやるよ。何度だろうが……八つ裂きしてやる。なぁ、ご同類……?」
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