ファントム・バレット編
Crimson Ammo.
来訪者
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
『レギオン』、兵士型950体、飛行型30体、要塞型15体、砲撃型4体、統率個体1体。計1000体。危険度Sランク』
「……やれやれ、ちんたらしてる場合じゃなさげだな」
「で、でも事前にそんな告知……」
「ドッキリイベントだったんだろうな。この状況じゃ楽しめたもんじゃないけど……」
突如としてやって来た宇宙からの珍客。それは、BoBを更なる混沌に陥れて行く……。
___________________________________________
Sideルージュ
「……だってよ。エイコッグ」
「……どうしようか」
「これって宇宙人が近寄ってきて、動体センサーで爆発してもろともお陀仏パターン……」
「嫌すぎる!?」
そろそろ寝転がっているのも暇なので、ゆっくり、ひじょーにゆっくりとセンサーから遠ざかりつつ(成果:10cm)、駄弁っている。幸い感度はそんな良くないようで、くしゃみ程度(さっきエイコッグがやりやがった)なら問題ないようだ。
だが、現実はそうは上手く出来ていない。
「ん?」
ふと、足元に目をやると、野良ネズミっぽい小動物がいた。
それがチョロチョロと爆弾に向かって歩いて行くではないか。
「おいっ!ちょ、ま……!?」
「どうした?」
「ネズミがセンサーの前にッ!!」
「えぇっ!?」
視界がスローになる。
ネズミは無垢な顔で鼻をヒクヒクさせながらだんだんと顔の横を横切ろうとしている。
(ああ、何か憎めないッ!!)
そんなもどかしさを抱えながら俺は目を閉じた……。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ