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IS《インフィニット・ストラトス》 〜死神の序曲〜
本編
篠ノ之 箒
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こっちのセリフだよ。負けた後の言い訳でも考えておくんだね」


女ってのはどうしてこうも口が回るんだろうか?

俺だったら押され気味になって最後は押しきられそうだ。

まあ口には出さないけどな。

出したら悲惨な目に合うのは千冬姉や幼馴染み達で経験している。

そう考えている間にセシリアさんはいつの間にかいなくなっていた。

まあいなくなったのを再度確認して箒に話しかけた。


「箒、飯を食いに行こうぜ」

「何で私が一夏と…」


箒は想像通り拒否をする気だな?

それなら俺にも考えがある。


「怜も一緒に行こうぜ。それとのほほんさん達も一緒にどうだ?」

「私は構わないよ」

「私も行くよ〜」

「はいはいはーい!私も!」

「お弁当あるけど一緒に下の食堂で食べるよ!」


外堀は埋まった。


「……私は、いい…」


む、まだ拒否するか。

ならば……ん?怜が箒の耳元で何かを囁いた?

うわっ、箒の顔が真っ赤だ。

また怜はいつもの調子でからかったのか?


「私も行こう。反論は許さん」

「いや、反論も何もないんだが…」


な、何だ?いきなり聞き分けが良くなった。

一体何を言ったんだ怜は?

〜一夏sideout〜









〜レイside〜

いやぁ、束から聞いていた通りだったとは。

僕は束から「箒ちゃんはいっくんのことが好きみたい♪恋愛とかに興味のない私でも分かるくらいだよ♪」と聞いていたからそれで今回渋る箒さんの耳元で「放っておいたら一夏、誰かに取られちゃいますよ?」と言っただけでついてきた。

うん、わっかりやすいね箒さん。

その後、僕は箒さんを弄りながらみんなで楽しく食事をした。

その食事の時に一夏と同じ部屋ということを問い詰められはしたけどね。

まあ放課後、一夏からISの試合のことでどうしたら良いか聞いてきたので、一夏の試合の為に身体能力がどれぐらいか計ろうと思い、経験があるという剣道で箒さんと一夏で試合をしてもらうことにした。

したんだけど結果は箒さんの圧勝で一夏がぼろ負けした。


「どういうことだ!どうしてこんなに弱くなっているんだ!昔は一夏の方が強かったではないか!」

「といっても中学は家の為にバイトしてて部活どころじゃなかったし、最後の年は受験勉強もあったからな」


う〜ん、センスはあるんだけど練習してなかったからか荒すぎてハッキリ言うと弱いなぁ。

まあ家の為にバイトしてたからしょうがないっちゃあしょうがないんだけど。


「鍛え直す!IS以前の問題だ!これから毎日、放課後に三時間、私が直々に稽古を付
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