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【完結】剣製の魔法少女戦記
第四章 空白期編
第九十二話    『アングラー達』
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ある場所ってあったっけ? 確か砂漠ばっかりだったわよね?」
「それを調べるのも任務のうちだ」
「―――ならここは俺の釣りテクを見せる時か?」

ランサーがずいっと私達の話を聞いて出てきてその手に釣竿を出す。
…どこに持っていたんだ?

「何を言う。ここはミッドで仕入れた最高級の釣竿で釣り上げるのが妥当だろう?」

そこに士郎が口を挟んできてその手に以前私と士郎で向かったミッドチルダ一番人気の釣りショップで全部解析した中で一番の代物が握られていた。
なんとその釣竿は魔法製で獲物が掛かれば魔法で教えてくれてさらに魔法の力を付与してリールが勝手に巻き上げられ獲物を釣り上げることができるという釣り師にとってとってもいい道具なのだ。
まぁ、それは投影品だから買ったものではないが士郎はアングラーの血が騒いでいるのかいつもより楽しそうだ。
私もちょっぴり混ざりたかったり…。

「…あぁ? 士郎、お前はやっぱアーチャーと同類だったのか?」
「今更何を言う。私はあいつと同じ存在なのだぞ? ならば答えは一つだ」
「ぜってー負けねぇからな?」
「望むところだ…!」

それで火花を散らせる士郎とランサー。
私も参加しようかなー?

「それじゃ数は多いほうがいいから僕も参加するとしよう」

そこにいい感じにクロノも参加するという。
チャンスね。

「クロノ、それじゃ私も参加するわ!」
「いいだろう」

それを聞いていたなのはが、

「シホちゃん達も好きだね。それとクロノ君、懲りてなかったんだ…」
「あれくらいで僕の釣り魂は砕けはしない! 今度の獲物は僕が釣り上げる!」
「おう、クロノの坊主! いい根性だ! どうやらお前は俺の仲間みたいだな! 一緒に頑張るとしようか!」
「ああ、ランサーさん」
「ならばシホ。私達であの二人を負かしてみせようか」
「…え? いつの間にか勝負になってるの?」
「シホ…諦めた方がいいと思うんだ」
「そうやね。それより私達はさっさと湖を見つけるとしようか。この世界だと多分オアシスやね」

フェイトとはやてにそう言われて仕方がなく私達はまず湖を見つけることにした。
それから捜索は続き、一つのでっかい湖が見えてきた。

「ビンゴですね。ご主人様(マスター)、たぶんここにその生物はいると思います。タマモの直感がそう告げています!」
「奏者よ。余にも竿を貸してくれぬか? 余も釣りをしてみたい」
「わかったわ、ネロ」

それで私は釣竿を投影してネロに渡す。

「ふむ。これが最新式の釣竿か。余は楽しくなってきたぞ!」

それでネロはルアーを飛ばしてさっそく釣りを開始した。
なのはやフェイト、はやての三人はモノが出てくるまではここでバカンスをするらしく湖の低地に足をい
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