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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第19話 バルトの悩み、なのはの思い
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とずっとなのはこのままだよ?例え嫌な結果になっても聞かないよりは絶対にスッキリするよ」

フェイトの言葉に暫く黙るなのはだったが………

「………フェイトちゃん、私聞いてみるよ!!」

言葉が届いたのかなのははそう決断したのだった………










「バルトさん!!」
「今度は何だ………」
「ちょっと話があります!!」

夕食後。
ヴァイスと共に喫煙所へ向かおうとしていたバルトはなのはによって止められた。

「後にしろっての。これからヴァイスと煙草吸いに………」

と、隣のヴァイスを見るバルトだったが、既にヴァイスはその場にいなかった。

「どうぞごゆっくりだって」
「あのヤロウ………」

ヴァイスの残したメモ書きを握りしめるバルト。

「じゃあバルトさん、静かな場所で話そう」
「静かな場所………?ってことは結構大事な話か?」
「………はい」
「………なら仕方がねえか。それじゃあ外で話すか」
「はい」

そう話した2人は並んで歩いていく。

「行ったな………」
「こ、これはもしかしてなのはさん愛の告白!?」
「確かに2人で密会となったら………」

「なのは、頑張れ………」
「フェイトちゃん、大丈夫や。バルトさんと必ずうまくいくで」

そんな2人を物陰から見つめる5人。
先ほどまで一緒にいたヴァイス。
ちょうど通りかかったスバルとティアナ。
ヴァイス達とは別う場所から見つめるフェイトとはやて。

それぞれがなのはとバルトの様子を眺めていた。

そんな色んな人が見ている状況で2人の密会が始まった………











「で、話って何だ………?」
「えっと………」

近くのベンチに互いに座って話を聞くバルト。
しかしなのはの方は近くに座るバルトに緊張して縮こまってしまっている。

それほど密着するかと思えるほどの距離に2人はいた。

「えっとね………あのね………」
「何だよ煮えきらねえな………」

モジモジとしながら本題が中々出ないなのはにバルトはため息を吐いた。

「バルトさん、煙草は駄目!!」
「それくらい多目に見てくれって。お前に付き合う為にこうやって一服する時間を割いてるんだからよ………」
「………でも私煙草の臭い嫌いです」
「ちっ、分かったよ………」

上目遣いで睨まれバルトは出した煙草を懐にしまった。

「で、話は?」
「あっ………えっと………あの………バルトさん!!」
「お、おう………」
「カリムさんとはどんな関係なんですか!!!」
「はぁ?」

まるで告白するような勢いで言うなのはに押されてしまったバルトだが、質問を聞いて思わずいつもなら出さない様な
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