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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第19話 バルトの悩み、なのはの思い
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3人で回ったイベント会場、コスプレ撮影、戦闘、そしてその後回った買い物や食事。
「………」
そんなことを思っているとバルトの顔が段々険しくなっていく。
「俺は………」
今の生活をバルト自身気に入っている。
ヴィヴィオがいてなのはがいて、機動六課のみんながいる。
かつてのバルトマン・ゲーハルトには何も無かった。ただ強い者と戦い続けるのみ。
そして今では敵だった管理局に協力している。
「何やっているんだかな………」
この悩みはずっと前からも感じてはいた。
前こそ零治やウォーレンの様に守るものがあれば更に強くなれると思っていたバルトだが、その実感が無い事に疑問に思っていた。
しかし思ってはいたのだが、それを気にしないほど今のバルト・ベルバインとしての生活に馴染んでいた。
「ふぅ………」
そんな事を考えながらバルトは自室に入った。
今日着ていた上着を脱ぎ、自分のベットに座り込む。
「ん?」
ベットに座ると誰もいないはずの自分のベットに人の足があった。
「ああ、ヴィヴィオか?全くあれほどベットを間違えるなって言っても分からねえんだから………!?」
呟きながら寝ている者の姿を見てバルトは愕然とした。
「何やってんだ?このバカは………」
ワンピース姿で気持ちよさそうに寝ているのだが、寝返りを何回かしたせいかはだけてブラジャーやパンツが見え放題となっていた。
「しかし何で俺の部屋に居るんだコイツ………」
バルトは叩き起こそうと動くが気持ち良さそうな寝顔を見て、流石のバルトもその気も削がれてしまった。
「運ぶにしても今忍び込んだら完全に変態扱いだよな………だがフェイトの寝顔を見るのも………」
「う〜ん………」
そんな考えをしていると再び寝返りをするなのは。
「………まあ良いか。今日だけはこのままにしといてやるよ」
そう言ってバルトはなのはに毛布をかけてあげる。
「いつもありがとななのは」
そう言って頭を撫で、バルトは近くの椅子に座って眠りにつくのだった………
「う、う〜ん………」
次の日の早朝。なのはが半分寝ぼけた状態で体を起こした。
「………トイレ」
立ち上がり、フラフラとトイレに向かうなのは。
「………昨日お風呂入り忘れちゃったんだっけ?………まあ昨日も色々あったもんね………」
そう言いながらなのはは部屋に完備されている風呂場に向かう。
小さい風呂だが、はやてのこだわりでどの部屋にもシャワーだけでなく風呂も付いていた。
「………汗臭い、シャワー浴びよう」
そう言ってなのははそのまま風呂場へと向かった………
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