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双大剣士の実力
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リゴン片に変わった。

「ナイスサポートだったぜ、ユカ」

「そういうリクヤもナイスバトル」

 二人はハイタッチを交わすとゲツガの場所に戻ってくる。

「ナイスバトル、二人とも。しかし、なんだったんだ今の?ソードスキルとは違う感じだったけど」

「あれは、ちょっとわけありのもん」

「そう、リクヤはちょっとわけありのSAOプレイヤーなわけよ」

「なるほどな」

 ゲツガはわけありの理由は深く聞かずに歩き始める。

「じゃあ、二人の強さを見たから今度は俺の戦いを見てもらおうか」

「おう、ゲツガがどれくらいか俺らが見定めてあげようじゃないか」

「リクヤ、それはさすがにえらそう」

「別にいいって俺はリクヤみたいに戦い方が派手ってわけじゃないから」

 そう言っている間に前に狼のようなモンスターが一体ポップする。名前を確認するとワサワサというかわいらしい名前のモンスターが出てきた。(作者は形を知らないためこう書いている)

「じゃあ、ちょうど一体だし俺に行かせてもらおうかな」

「OK。どんな戦い方をするか期待しておくぜ」

「うん、ゲツガの戦いに期待しておく」

「本当にそんなに期待されるような戦いじゃないからな」

 そう言ってゲツガは背中から両手剣を抜くと素早く逆手持ちに切り替えた。そして壁までジャンプすると飛びながらワサワサに急速に接近する。

「うらぁ!!」

 ゲツガは剣を叩きつけるように振る。しかし、ワサワサはタイミングよく後ろに飛んでいたため食らうことはなかったがゲツガは逆手のまま高飛びの要領で剣を地面につけて身体をその上をジャンプして蹴りを叩き込む。それで怯んだワサワサに今度を短剣を刺す要領で両手剣をワサワサに突き立てる。

 ワサワサは悲鳴のような叫びを上げるがゲツガは素早く斬りあげてポリゴン片に変えた。ゲツガは剣を背中にしまうと二人のいるところに戻る。

「いや〜、どんな戦いかと思っていたが結構すごいもんなんだなぁ〜」

「正直、筋力極振りも捨てたもんじゃないってことが今実証されたような気がする」

「そんな大げさだな」

 ゲツガは苦笑をした。しばらく語り合っているとようやく本来の目的を思い出したためゲツガはリクヤに言った。

「リクヤ、お前はこのダンジョンの構造を知ってるって言ってよな?」

「ああ、一応。まあ、違うとこがあるかも知れないし、ほとんど曖昧だけど」

「それでもいいさ。じゃあ、道案内よろしく頼む」

「任せとけ」

 三人は探求者のほこら、もとい深淵のレプリカ施設の攻略を開始した。
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