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双大剣士の実力
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「アンタだけよ、リクヤ。私は少なくともSAO内でもこんな機械みたいなものがあるダンジョンなんて見たことも聞いたこともないわ」

 ダンジョンに入って口々にダンジョンの印象を述べる。とちょうど十メートルほど前からモンスターがポップする。

「っと、いきなりモンスターがポップしたな。名前は……コゴブリキ、チューゴブリキ、ダイゴブリキ」

 ゲツガはモンスターの名前を確認する。と同時にリクヤはどこか楽しそうに口の端を吊り上げた。

「なんだよ、探求者の洞窟って……ココはアビスの深淵のレプリカ施設じゃん……」

「どうした、リクヤ?」

「いや、何か見たことあるダンジョンだと思ったらさ、ここテイルズオブジアビスの隠しダンジョンなんだ、ココ」

「て、テイルズ?」

 ゲツガは聞きなれない単語に首を傾げる。しかしリクヤはすぐにこっちの話しだと言って剣を抜いた。

「ゲツガ、最初の戦いは俺とユカに任せてもらってもいい?俺らがどれくらいの強さかしってもらうために」

「そうだね、どうせだったらゲツガに私たちがどれくらいか知ってもらうのにいい機会だし」

「わかった。じゃあ、頼んだ」

「よし、じゃあユカ、バックアップよろしく!」

「了解!」

 二人はそう言って前に出る。今回はリクヤたちの戦いを見学だ。

 リクヤはまずコゴキブリを攻めはじめる。

「いくぜ!獅子戦吼!!」

 リクヤがそう叫ぶと今まで見たことのない色のエフェクトが剣に灯る。そして剣を振ると獅子の形をした何かが出てきた。それに当たったコゴブリキは吹き飛び、そこにユカが追撃で投剣スキルを使う。

「いっけぇ!!」

 相当な熟練度なのかものすごい速さで飛んでいき、吹き飛ばされたコゴブリキに当たる。するとHPが勢いよく減っていく。

「まだまだ!」

 リクヤはそう叫んでコゴブリキに投剣が刺さった場所に蹴りを入れた。そのダメージでコゴブリキはポリゴン片に変わる。そしてそのまま投剣を掴んだリクヤは壁まで行き、勢いよく壁を蹴って高く飛ぶ。

「いくぜぇ!列空斬!!」

 そしてそのまま回転しながらダイゴブリキに回転斬りを食らわせる。その間にチューゴブリキがリクヤを攻撃しようとするがユカがそれを許そうとせず、投剣で串刺しにされる。

「列空斬からの……空蓮双旋華!!」

 そして着地したリクヤは剣を地面に突き立てると剣を軸に回転しながら回し蹴りを三回食らわせる。ダイゴブリキもポリゴン片に変えると残りHPの少ないチューゴブリキに向けて投剣を投げた。

「神雷招(サンダーボルト)!!」

 そう叫びながらユカの投げる投剣にも劣らない勢いで飛んでいき突き刺さる。それを食らったチューゴブリキは瞬く間にポ
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