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FAIRY TAIL〜忍術を使う魔導士〜
第4話 楽園の塔に降りた英雄2
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ルザ!?……いいのか?」

俺はエルザに確認してみた。けど、エルザは頷き賛成の意見を再度確認した。

「そうか…。じゃあ、皆賛成ということでいいか?」

「「「「あぁ!(おうっ!)(にゃあー。)(うん。)」」」」

「皆……!!」

「さて、やることは決まった事だし、次はいつ実行するかだ。」

「神官が殺された事から、あいつら混乱している。だから、やるなら近い日がいい。」

「じゃあ、2日後はどうだ?明日、どの時間が一番警備が薄いか確かめてその次の日に脱走すればいいんじゃないか?」

「分かった。皆もシモンの言った通りでいいか?」

「「「「(コクッ)」」」」

「よし!じゃあ実行する日は2日後の昼。場所はここにして、いつ集合かは明日言う。いいか?」

「「「「「おうっ!(うん!)」」」」」

「じゃあ、今日はもう寝るか。」








そして、今にいたる。


「姉さん早く!」

「……。」

エルザは抜け道を目の前にしても進もうとはせず、震えながらその場にうつむいていた。

「エルザ、急がないと奴等に見つかるぞ。」

シモンはエルザにそう言ったが、エルザは震えたまま動こうとはしなかった。

「も…もし……もしも見つかったら…。」

どうやら今になって捕まった後の事が頭によぎったらしい。
俺はそんなエルザに手を差し出して言った。

「大丈夫だ。俺達がついている。」

俺は微笑みながら言った。エルザはうつむいていた顔を上げて、こちらをずっと見ていた。

「俺達は捕まるために脱走するんじゃない。『自由』になるために脱走するんだ。」

最後に言った言葉が効いたのか、エルザは表情を一転させ桜の満開のような笑顔を見せて、

「うん!」

と言った。そして、俺の手をとり一歩を踏み出そうとしたとき、一番会いたくない奴等に会ってしまった。









「何処へ行くんだい?奴隷君達?」

「「「「「「!?!?」」」」」」

その声は大人が子供に何かを尋ねるような言い方だったけど、俺達は一瞬で背筋が凍り付いた。
なぜなら、俺達の後ろには一番警戒して一番会いたくない奴等がそこにはいたから。

「仕事さぼって遊んではいけないじゃないかぁ?社会のルールだよ?」

そこには、番犬を片手に10人はいそうな神官がそこにはいた。

『グルルルルッ…』

「そう簡単に逃げ出せると思ったか餓鬼共が!一刻も早くRシステムを完成させなきゃいけない時なのに、」

「まぁ、まて。これ以上の建立の遅れはまずい。本当なら全員懲罰部屋送りだが、脱走計画の立案者は誰だ?そいつ一人を連れていく。優しいだろう俺達はぁ?ギャハハハハ
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