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同士との邂逅
七 念い(おもい)
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遣いの言葉を投げかける。
しかし横島の声が聞こえていないのか、子どもはぼうっと天井を見やる。のちに横島の姿をようやく認めると、彼ははっと息を呑んだ。

「…も、もしかして…兄ちゃん…病院、行った……?」
「…――いや…行かなかったよ」
病院で嫌な気分にさせたんじゃないかをまず気にした子どもは、横島の言葉を聞いてほっと息をつく。そして、そのまま太陽のような笑顔を見せた。
しかし、目覚めてすぐに道化を被る子どもの笑顔が、横島には胡散臭く思える。
だからつい、口にした。

「……道化、被るなよ……」





突如、ひんやりとした金属が横島の眼前に突き付けられた。


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