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リリカルなのは 3人の想い
2話 林道 五也side
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 思わず目をそらすと今度は転生者と目があった、そしてそいつは少女と同じような瞳をし、

「だめ………なの?」

 イラッ

「げふぉお!」

 今度は純粋に苛ついたのでとりあえず蹴り飛ばす。
 目を戻すとそこには依然として、こちらを見つめる無垢な瞳があった。

「………わかった、俺もお前の友達に加えてくれ」

 その瞬間、まさに花が開くような、またはまるでぱああと擬音がするのではないかと思えるほど少女の表情が明るくなった。

「ありがとうなの!」

「お、俺は?」

 放置。

「えっと、友達って何をするものなのかな?」

 少女は友達という存在にあまり縁がないのか、戸惑うような声で聞いてきた。
 しかし、何をか、今まで考えたこともなかったな。
 どうやら最早いるのが当たり前に感じ、また別段用事が無くともつるんでいた辺り、自分でも気づかないうちにかなり気を許していたのだろう。

「別に何をするだとかじゃなく、一緒にいて楽しいまたは一緒にいたいと思えるのが友達というものだと思うがな」

「急に優しくなったすね、やっぱ友達補正ってやつっすか?」

「そう言うお前は少しは人に対して距離をとることを覚えるべきだろう」

「ちょっ! 俺からこのフレンドリーさをとったら何が残るって言うんすか!?」

「うざさ」

「泣いてやるーーーー!」

「くすっ」

 漫才じみたやりとりをしていると、少女が小さくだが確かに笑ったのがわかった。

「あ、ご、ごめんなさいなの!」

「何で謝る必要がある」

「え?」

「そうっすよ、俺たちだってあんたが笑うと嬉しいんすから」

「ああそうだな」

 どんなくだらないことだろうと笑いあえるのもまた、友達というものだろう。

「それに俺たち本気で言い合ってた訳じゃねえっすよ」

 だがそれには俺は賛同しないがな。

「いや、俺は本気だった」

「嘘だ! 嘘だと言ってよ!!」

「ああ、そうだな嘘―――」

 この時点で転生者はほっとした顔をしている。
 残念ながらあの2人と一緒にいた俺がこの程度で終わらせるはずがない。

「―――だといいな」

「希望系ぃーーー!?」

「ふ、ふふ、あははは!」

 こらえきれなくなったのか、少女は今度こそ声を上げて笑い始めた。

「笑うなんて酷いっすよ〜〜」

「ご、ごめん、ふふ、でもこ、こらえきれなくって、あはははは」

 転生者の情けない声と顔に謝りつつも、明るく笑い続ける少女、恐らく本来はこちらの方が素なのだろう。

「まあ、場が明るくなったことだ、自己紹介でもしないか?」

 いいかげん名前がわからないのも不便だ。

「そ
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