暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D混沌竜のドラゴンスレイヤー来る!!
第1章 旧校舎のディアボロス
プロローグ+第1話 始まる運命
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た。
 俺は臭いのする方向へ走った。
 そこには腹から血を出し倒れているイッセーと黒いスーツを着て黒い翼を生やしている男がいた。

(こいつがイッセーを)

 俺は男を殴り飛ばした。

「なっ!ぐはぁ!?」

 男を無視してすぐイッセー容態を見た。

(まだ息はあるな、ならすぐにこいつを倒すか)

 男のほう見ると男は立ち上がってきた。

「きさま何者だ!堕天使の俺をただの人間が殴り飛ばすなどできんのだからな!」

「しったことか!てめーは俺はぶっ倒す!」

 男に再び殴りかかった。しかし、男は上に飛んで避けた。

「はっ、飛べぬ人間は惨めだな。力が自慢のようだが当たらなければ意味は無い。先ほどの礼だ」

 男、ドーナシークは手から光でできた槍を投げてきた。
 ジオは器用に槍を避けていたが、急に立ち止まった。
 ドーナシークは好機とばかりに槍を放った。だが予想だにしない行動をジオはとった。
 ジオは歯で槍受け止めそして槍を食べだした。
 その光景にドーナシークは驚き硬直してしまった。

「あんまり美味くなかったけど力が漲ってきたぜ、イッセーの事もあるこれで終わらせてやるぜ」

 槍を食い終わったジオは体から光る黒いオーラを溢れだし獰猛な笑みを浮かべた。

(あ、ありえん。なんなんだこの人間は――)

 ドーナシークは困惑した。避けるや受け止めるはともかく食べるなんてありえない光景を間のわたりにしたのだから、背筋に冷たいもが奔った。ドーナシークはまるで目の前の人間がもっと強大な生物に見えた。そうまるでドラゴンが目の前にいるように。
 ジオは一瞬にしてドーナシークの上に跳び魔力を纏った両手を合わせた拳を振り下ろした。

「がはっ!」

 ドーナシークそのまま地面に叩きつけられた。ジオは追撃とばかりに着地して地面から起き上がるドーナシークに拳のラッシュを叩き込んだ。

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」

「ぐはぁ、ぐえ、おぐ、がは、ぐっ、ぬば、げぎょ」

「ドリャァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

「があぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

 ジオは足に魔力を纏わせドーナシークを勢いよく空へ蹴り上げた。あまりの威力にドーナシークの体はくの字に曲がって吹っ飛んだ。

「これで終わりだ!混沌竜の咆哮〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

「!!?ぎゃぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜――――――」

 咆哮にのみこまれドーナシークは跡形も無く消し飛んだ。

「こんなもんか、急いでイッセーを病院に連れていかないと」

「彼の事は私にまかせてくれないかしら?」

「だれだ!?
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