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IS《インフィニット・ストラトス》 〜死神の序曲〜
本編
セシリア・オルコット
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るまでにクラスの女子から「どうやって織斑くんと仲良くなったの?」等の質問責め受けていたから二限目が始まるのがすごく待ち通しかったけど。
その二限目の最中に一夏がヤマヤ先生から「どこか分からないところがありますか?」と聞いてきたのを一夏が正直に「ほとんど全部分かりません」なんて問題発言したから織斑先生に「一週間で覚えてこい」と言われ説教されていた。
いや一夏よ、正直に答えた方が良いことと悪いことがあるのが分からんのかね?
そこは分からんでも分かりますとか、この部分が分かりませんでしたぐらいにしときなさいよ。
そして織斑先生や、僕や束、もしくは勉強大好きな奴でもない限りあの量を一週間は無理だと思うんだけど…。
そうしている間に二限目が終わり、一夏のさっきの発言について一夏を弄って遊んでいるとまた不意に話しかけられた。
「ちょっとよろしくて?」
「へ?」
「ん?何かな?」
いきなり話しかけられたので一夏は困惑気味に、僕は来るのが見えていたので普通に返した。
話しかけてきたのは金髪で縦ロールの白人さんだった。
えっと、確か名前はセシ……セクシーだったっけ?
「訊いてますの?お返事は?」
「ああ、いったい何の用件だ?」
「うん、何の用?」
一夏と僕がそう答えると目の前の縦ロールさんはわざとらしく声をあげた。
「まあ!何ですの、そのお返事は。わたくしに話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度で接しなさいな。そこにいる貴女も男子なんかとつるむのは止めなさい」
一夏は顔を歪めて嫌な顔をしていた。
まあ僕はさっきの言葉で少しカチンッときてしまい一夏が何か返す前にわざと縦ロールさんに聞こえるようにわざとらしく大きな声で一夏に話しかけた。
「一夏、それでさっきの話なんだけど参考書について後で教えてあげるよ。それと私のど渇いちゃったし一夏も一緒に飲み物でも買いにいこうよ」
「え?あ、ありがとう。えっと、分かったじゃあ行こうか」
僕が声を上げて強引に行動したことにびっくりしたのか一夏は戸惑いながらも僕の意見に賛成し教室を出ようとするが縦ロールさんに僕は肩を掴まれた。
「貴女、わたくしを無視してどこかに行こうとするなんてマナーがなっていませんわね?」
僕はそれを聞き、話す価値もないと思い肩の手を払い一夏と飲み物を買いに出かけた。
一夏に「本当に良かったのか?」と聞かれたけど「何の話?私達は2人で話してただけじゃん」と答えると「あ、あぁ…そうだな」と引きつった笑みで返された。
その後飲み物を買って、三限目ギリギリに教室に戻った。
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