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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第四話
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める。頁がすさまじい速度でめくられ、あっという間に埋まっていく。

「なんて馬鹿げている魔力だ……これが本当に魔法を覚えて一ヶ月少々の人間が使えるレベルなのか……!?」

 しかし、竜二はまだ緩めない。

「ヴェスパイン、追加いけるか!?」
「No problem.」
「アスカ!」
『問題ありません!』
「よし。ヴェスパイン、カートリッジロード!追加でフルブーストかけてやれ!」
「Yes sir.」

 これで少しでも早まればとの思いから、カートリッジをさらに二発消費し、さらに魔力をブーストさせる。
  
「もっと、もっと、もっとぶち込めェェェェェェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!」

 周囲に対する衝撃などの影響一切無視の、まさに問答無用で一撃必殺ともいえる砲撃魔法。魔力制御はアスカに完全に任せており、魔力値だけは人並み以上に高い竜二ならではのゴリ押し砲撃である。

「じょ、冗談じゃない、まだ来るのか……だが!」

 流石のシグナムもこのレベルの砲撃魔法は初めて味わうのか、疲労と驚愕に顔を歪ませた。しかし全ては護るべきはやてのためと、彼女は無理やりにでも保たせようとする。

「もうちょっとだけこらえてくれシグナム……はやてのためにも!」

 竜二の活動限界まで、あとわずか……



 そして、光が少しずつ細くなり、やがて消えていくと、シグナムが竜二に支えられた状態で地上に降りてきた。竜二はほぼ着地と同時にユニゾンアウトし、彼が倒れこみそうなところでアスカが支えた。

「……すまん」
「お気になさらず。私はあなたの永遠のお嫁さんですから」
「こんなときでもそれ言うか……?」
「こんなときだからですよ」

 シグナムはすでに呼吸を整えているが、疲労の色は抜けていない。それでもほとんど動けない竜二よりはマシだろうか。そんな彼にシグナムが声をかけた。

「大丈夫か?」
「なんとかな……生きてるよ」

 アスカは白のワンピースに黒いニーソックスと黒いロングブーツを合わせている。竜二は黒のテーラードジャケットにダークレッドのVネックTシャツ、黒のタイトなカーゴパンツに茶色のブーツ。

「まったく……しかし、お前の魔力は一体どこから来てるんだ?一気に200ページ近く埋まったぞ。今日から蒐集開始だというのに」
「1/3近くですか?流石我が主」
「魔力だけは馬鹿げているな、本当に」
「運用するのはヘタクソですけどね……ん?シグナムさん、どうやらまだ終わっていないようです」
「何……なんだあれは!?」

 二人が周りを見渡すと、巨大な竜が一体彼女達に接近してきている。

「お
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