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【完結】剣製の魔法少女戦記
第四章 空白期編
第九十話      『シホの魔術授業』
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それに今はイリヤの魔術回路があるし、シルビア・アインツベルンとしての人格と記憶があるからこうしてすずか達に魔術を教えることができるのよ」
「シホってかなり魔術師としては出世したんだね〜」
「えぇ、アリシア。かなり遠回りもしたけどね…」

それでアリサは思う。
やっぱりシホはあたしのライバルに相応しいと。
絶対追い付いてやるんだから!…と決心する。
と、そこで本日はバニングス邸で魔術の練習をしていたため、鮫島が休憩と称してお茶菓子を運んでくる。
それに全員はありつくことにした。

「…セイバーのマスターよ。アリサの魔術の上達具合はいかがかな?」
「あぁ、アサシン。うん、結構早いと思うわよ。月村家もバニングス家も代は重ねているようで魔術刻印はないもののすずかは魔術回路の本数が75本、アリサの本数は65本と多いから」
「呵呵呵。なるほど、確かに多いほうだな。ライダーのマスターには負けているようだがな」
「うるさいわよ、アサシン。数なんて関係ないわよ。それを言ったらシホなんて初代の癖して27本もあっても代を重ねた魔術師よりは少ないのにこんなに強いのよ?
鍛えれば本数なんて関係なくなってくるわ!」
「いい事を言うわね、アリサ。私の世界の魔術師達にぜひ聞かせてみたい言葉だわ。
…どんな痛いしっぺ返しが来るか分からないけど…」
「ふふん! あたしが管理局に入ったらすぐにエリートコースを進んであげるんだから!」
「頼もしいな、アリサよ。ならば儂はアリサに変な思惑で近寄ってちょっかいをかけてくる輩を排除する事にいたすとしようか」
「便りにしているわよ。アサシン」
「まぁ、まずはアリサとすずか、アリシアには『魔術事件対策課』に所属してもらうことになるわね。魔術を使える人材は魔導師以上に貴重だからね」
「上等よ。そこから出世して成り上がってやるわ!」
「頑張ってね、アリサちゃん」
「ガンバだよ。アリサ」
「二人ともなに他人事のように言ってんのよ?」
「え…?」
「にゃ…?」
「あんた達は将来あたしの部下になるんだからしっかりついてきなさいよ?」

アリサはそう宣言する。

「ご立派です。アリサお嬢様…」
「えっへん!」
「…わ、私としては将来はシホちゃんの補佐役がメインの目標だからそっちにいきたいかなぁ…」
「…まぁ、すずかがそう言うなら任せるけどね」
「私は、そうだなー? やっぱりフェイトを間近で見ていられる立ち位置に着きたいかな? お姉ちゃんとして」

もしここにフェイトがいたら恥ずかしさで顔を赤く染めていた事だろう。
最近フェイトはアリシアに構ってほしい、といった行動を取る事が多くなったからである。
まぁなのはに構ってほしいと比べれば少ない方なのだが…。

「それじゃ休憩も終わりにして次は基本
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