神との遭遇、戦闘、そして…
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
声を上げる神_ヘーパイストス。当然だ。膨大な熱の奔流をその身に受け、本来なら肉体が炭化している筈なのだから。
「理由は簡単だ。耐熱防御の魔術に九割近くの魔力を注いでの全力防御。そして残りの魔力で武器を呼び出した。いやー、そのお蔭で少しばかり生きられたけど、魔力がスッカラカンになった。治癒の魔術すら掛けられない。けど―――」
顔だけを振り向かせ笑ったと同時に何かが砕け散る音が聞こえた。
「倒せたからね、良いとしよう」
「何を言って」
ると言おうとすると体の至る所から血が出始めた。まるで、切られたのを今認識したかのように次々と血が出る。
「思いのほか硬かったから完全には切れなかったけど、頚動脈と心臓は切ったんだよね。というか頑張ったよ」
そう蓮華が言ったと同時に頚動脈から血が勢いよく噴き出し、左胸部_心臓からも血が出た。
「先の音は刀が砕けた音。全力の動作に刀がに耐えられなくてね。まあ、それも当然かな。なにせ神の認識外から放つ俺の奥義、終式_桜花剣嵐。光の速さからなる億の剣撃は見えたかな」
ヘーパイストスが血を噴き出したと同時に蓮華も血を噴き出しながら倒れこんだのであった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ