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Fate/stay night 戦いのはてに残るもの
託される物
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『やあ、彩雅。多分彩雅がこれを読んでいる時には、僕はもうこの世にはいないだろうね。折り入って彩雅に頼みがあって、この手紙を最後に残した。実は…………』
内容を確認してみると、……色々と驚きの事実が書かれている。だから切嗣は…………それにそういうことだったのか。
手紙の内容と袋の中の物を確認した後、袋と手紙をしまい俺は布団に入り目を閉じ眠りについた。
「やってくれたね、衛宮切嗣」
管理者は水晶玉を睨みながら、椅子に座っている。何事も特におきないだろうと思っていた結果、予想外のことがおきたからだろう。
本来、あの場面で切嗣はあんなことを言わず、衛宮士郎はただ正義の味方を目指す男になっていた筈だった。
「衛宮彩雅、あの男の出現で既に話が少し変わるとはね」
本来はいない彩雅の出現により、早くもストーリーに若干の変更がかかった。下手をすると原作通りに行かない可能性も出てくる。
「衛宮士郎のサバイバーズ・ギルトは、そう簡単には消えない。結局衛宮切嗣の言葉があろうと、彼は原作のような馬鹿な動きはするだろう」
士郎の性格を知っている管理者は、再度士郎のことを考えると笑いながら水晶玉を見る。
「君は結局、変われるかな衛宮士郎? そして衛宮彩雅、これからどうなるか楽しみだハハハハハハ!」
管理者は椅子から立ち上がり、水晶玉を手に持つと煙のようにその場から姿を消し、周りの空間には彼の笑い声が響き渡った。
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