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IS《インフィニット・ストラトス》 〜死神の序曲〜
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〜レイside〜
とある薄暗い部屋の中の端で僕は目を覚ました。
回りには紙や機械の部品等がめちゃくちゃに置かれている。
そこで僕は髪をかきあげながら立ち上がりあくびをした。
「ふわぁ〜。よく寝たよ。え〜っと何してたんだっけ?」
そう独り言を呟きながら背中をかく。
僕の名前はレイ。
それ以上でも以下でもなく、名字もなければ戸籍もない。
当然宇宙人だったり超能力者だったりバイクを乗り回すどこかの変身ヒーローだったりもしない。
僕は記憶を少し失っていて捨て子同然だったところをある人に気に入られ拾われた。
背中をかいていると部屋に設置されていた壁一面のモニターがいきなりついて女性の胸がドアップで映し出された。
「レイきゅ〜ん、起きてる〜?」
「束、その大きなお胸しか映ってないですよ?」
「おおぅ?これは失敬失敬♪」
胸しか映ってなかったことを指摘すると軽い感じで謝りながら顔を映し出した。
「やほやほ♪束さんだ………ブハッ!」
顔が映って名乗りだしたと思ったらいきなり鼻血を出してぶっ倒れて画面からフェードアウトした。
今、鼻血を出して画面からフェードアウトしたのが僕を拾ってくれた篠ノ之 束。
天才発明家でISを作りだした人でもある。
まあISについての説明はいらないだろうから省かせてもらう。
この人に僕は何処を気に入られたかは分からない。
だけど今は家族同然の付き合いで一緒に暮らしている。
「ちょっと束!大丈夫 !?」
僕は心配し声をかけた。
すると弱々しく立ち上がったかと思うと私に弱々しい声で告げた。
「…レイきゅん、何故裸なのさ……」
「ん?何でだろ?まあ見られたのは家族の束だし大丈夫だよ♪」
「…レイきゅん、頼むから服を着て。襲ってしまいそうになるよ……」
「…束なら良いよ……」
僕が顔を赤くしてモジモジしながらそう返すと束の顔が真っ赤になり、目をギラギラさせ出した。
「な、ななな、ななー!ちょっとそこで待っててねレイきゅん!すぐに私が襲ってあげるか「もちろん冗談だけど♪」ら……へ?」
僕が束の台詞を切って冗談だと告げると束はポカーンとした顔のまま停止した。
なのでその間に僕は近くにあったスポーツウェアに着替えて束の復活を待つ。
約10分たっただろうか、束が復活して喋りだす。
「い、いきなり私をからかうなんてプンプンガオーだぞ?」
「理子ネタ乙」
「う、いじめないでも良いじゃないかー!レイきゅんのバカー!」
「はいはい、バカで結構コケコッコー。さて、何の用なのさ束?」
僕はそう
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