二話
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を向けるクララ。
「それにあの方の力で汚染物質を防いでいます。エア・フィルター内にいるのとそう変わりませんよ」
そんな話をしている間に砂塵が消えそこを見たクララが驚く。
爆発や多量の砂煙が上がったというのにその体や服には一切の汚れが無く、まだ風も強いにも関わらずその影響を全く受けていないように衣服もはためいていない。
それに何より相手がサヤとそっくりだったからだ。慌てて後ろに向き直りそこにサヤがいることを確認する。
ニーナも釣られて後ろを向くとそこにニルフィリアにそっくりな少女の姿を見つけて驚く。
「「ふ、双子!」」
思わず声が合ってしまった二人にサヤは無言、ニルフィリアはただでさえ冷たい笑みと眼差しが一気に絶対零度にまで冷え込む。
「私をあんな偽者と一緒にしないで欲しいものね」
「偽者」の意味は分からないが見ると違いは明らかだった。外見が同じであっても醸し出す雰囲気は全く異なる。
あえて言うならば太陽と月。ただこの太陽は見るもの全てを焼き尽くそうとする業火であるが。
サヤはといえば目の前の状況には何の興味も無いらしく空を見上げ、そして叫んだ。
「アイン!」
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