暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはViVid〜英雄の意思を継ぎし子達
一話〜今日から四年生!
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して私の一撃を防ぐ。
私はそのまま剣を振った威力を利用して転がりながら間合いを取り直す。


「凄い……」
「フェイトちゃんはヴィヴィオの剣の修行見るの久しぶりだよね」
「ここ一年でかなり伸びてきたよな」
「そうなんだ……」
「長剣も中々だが真骨頂はアイツと同じスタイルだぞ」


そんな会話をしているママ達を横目に打ち合いを続ける。
加減されていても一刀で二刀を捌くのはまだまだ私の腕では無理がある。
クリスの補助を受けて距離を取ると、エクスの二つ目のフォームを展開する。


「エクス、フォルムツヴァイ!」
[ツインブレイドモード]


そして私の手には、長剣の時よりも寸を詰めた剣が二本握られる。
私は再びパパへ向かって駆ける。所々でクリスによるブーストの掛かった一撃を織り混ぜるが、容易く捌かれていく。
そして5分ほど打ち合いを続けた所で私の左手から剣が弾かれた。


「ここまで、だな」
「はぁ〜。やっぱり勝てないなぁ」
「何を言うか。お前の年でここまで私の攻撃を捌ける子などいないぞ」
「でも手加減されてるし……」


いつやっても悔しいものは悔しいのだ。
私は結構負けず嫌いだし。


「まあ、娘に負けてるようじゃ『最凶夫婦』の名が泣くだろうからな」


からかうようにそう言うランスさんをママはジト目で睨む。


「な〜んか言い方おかしかったような気がするんだけど?」
「気のせいだ」
「なのは、ソレの戯れ言に耳を貸すんじゃない」
「う〜ん、わかった」


でもいつか勝って見せる!優を守るために強くなるって決めたんだから。




side ノーヴェ


「……連続傷害事件?」


108部隊の隊舎にいるギンガからの通信はそんな不穏なものだった。


「ああ……まだ『事件』ってわけじゃないんだけど」
「どゆこと?」
「被害者は主に格闘系の実力者で、そういう人たちに街頭試合を申し込んでいるらしくて………」
「フルボッコ、ってわけか」
「そう」


なるほどね……


「あたし知ってるっス!喧嘩師!!ストリートファイター!!」
「ウェンディうるさい」


騒ぎ出したウェンディをディエチが叱る。


「そうなの。ウェンディの言うとおりそういう人たちの間で話題になっているのよ。被害届が出ていないから事件扱いにはなっていないんだけど、皆も気を付けてね」
「うん。気を付ける」


ま、来たら返り討ちにしてやっけどよ。


「それで、これが容疑者の写真、と言うわけか」


チンク姉の言葉にみんながギンガの提示した写真を見る。


「ええ。自称『覇王』インクヴァルト」
「それって……」
「ええ。
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