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魔法少女リリカルなのはViVid〜英雄の意思を継ぎし子達
一話〜今日から四年生!
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に来たの!」
「そう。ありがとうアリシア」
「えへへ……どういたしまして!」
アリシアと手を繋いでマリーさんの所へと向かった。
目的の場所に着くと、中から話し合う声が聞こえる。
そのまま中に入り、調整をしているマリーさんとランスに声をかける。
「調子はどう?」
「あら、フェイトちゃん。アリシアちゃんもお迎えありがとね」
「はい。お久し振りです」
「ちょっと待ってろ。もうすぐで二機目も終わりだ」
ランスが調整をしていたのは士郎監修のアームドデバイス。
何でも現行のアームドデバイスのスペックを越えるものを目指したらしい。
上手くいったのかは調整がここまで時間がかかっていることが物語っている。
「これでよし。それじゃ、確かに二機受け取った」
「はい。ついでなんでブランチも整備しておきましたからね」
「お、サンキューなマリー」
「たまには自分で整備してくださいねー」
「ま、考えとくよ。行くぞフェイト、アリシア」
そう言い残して先にメンテナンスルームを出ていくランス。
「それじゃ私もこれで」
「うん。また来てね。もちろん、アリシアちゃんも」
「はーい!」
今からミッドに向かえば三時くらいにはなのは達の家に着けそうだね。
side 士郎
ランサーから頼んでいた二機を受け取る。
「これがそうか」
「うん。頼まれてた二つ。『エクスカリバー』ともう一機だよ」
「それにしてもだ。本当にセイバーの聖剣そっくりだな」
「まあ、彼女の剣がモデルだからな。似るのは当然だろう」
ランサーの指摘通り、エクスカリバーはセイバーの聖剣エクスカリバーをモデルに作られている。
鞘までも
全て遠き理想郷
(
アヴァロン
)
に似せている。違いはカートリッジのために付属させた鍔の部分の機械位のものだ。
「お姉ちゃんそろそろ帰って来る時間だよねー」
「優ー。ヴィヴィオお姉ちゃんが帰って来るまで遊ぼうよー」
「わかったー。今行くよ」
アリシアに誘われて優は二階に上がって行った。
「それにしてもあの二人は仲良しだよね」
「全くだ。会うたびに二人だけで遊んでいるからな」
「大きくなったら付き合いだしたりするかもね」
「おいおい、うちの大事なアリシアをこいつの息子となんざ……」
「はいはい、それは聞き飽きました」
この二人も夫婦漫才ばかりしているのが有名になっていることは知っているのだろうか。
……とまあそんなことよりも今は夕食の支度をする方が先だな。
「ただいま〜」
どうやらなのはの方が少し早く帰って来たようだ。
これならばヴィヴィオが帰って来るまでには全部終わりそうだな。
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