第3話:候補者
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呼びかけでわれに戻った。
「あぁ…すんません…」
「いえいえ…今ので立っていらっしゃるのはスゴいことですよ。さっきの2人ですら…ほら…」
と、ゆびさされた方を見てみると…
2人の魔族と思われる生き物が気を失っていた。
「まぁこの2人は直接的に威圧しましたからね…自業自得ですけど(笑)」
「…………………」
魔王こえぇ!やべぇ!威圧だけでやりやがった!
「えぇと…それじゃあ先ほどの話の続きをしますね。」
そして淡々と話を持ちかけてきた。
なんなの!?
その「え?私1割も力だしてないですよ」感!
こえぇ…やっぱ魔王なんだな…
「えぇと…はい…どうぞ…」
「はい!…先ほどドラゴンのような姿…とおっしゃられたこの魔物は竜族の末裔で千億年に一匹産まれると言われる『神竜』の青年なんです!今は私の50分の1の力もありませんが、いつかは私より強い魔物になると確信しています。…見ての通りの扱いづらい性格ですが、竜族からの信頼は厚く統率力も問題ないと思われます。
知力は…まぁそのうちなんとかできるでしょう…」
…と長々と説明してくれた。
とりあえずすごい魔物らしい。
「…それじゃあもう1人の魔物はいったいどんな魔物なんですか…?見るかぎりシェリルさんと同じ人型みたいですけど…」
もう1人もよくわからないすごい魔物なんだろうと少し期待しつつ聞いてみた。
しかし、まさかこんな答えが返ってくるとは思いもしなかった…
「え?その子ですか?人間ですよ?正真正銘の」
ーー言葉を失うとはこの事だったーー
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