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やはり俺の青春ラブコメはまちがっているかも
やはり春夏秋人はぼっちである。
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返ってるだろうが?」

『ハッ…これの何処が高校生活を振り返ってるんだ?途中から青春を謳歌してない事への言い訳になってるぞ?
やれやれ、これだからぼっちは』

「お前もぼっちだろ?」


ギロリ……

平塚先生そっちのけで話す俺達に日本刀のように鋭い目線が向けられる。

ヒィィ?怖ぇ、なまじ美人なだけに目力がヤバイ、超怖い

平塚先生は3秒程比企谷を睨みつけたあと呆れたようにため息を吐き、そしてまるで可哀想なものを見るかのような目で俺を見てくる
やっやめて、そんな目で俺を見ないでぇーーー


「ハァ……比企谷はまだいい……いや良くわないが、それよりも春夏?君のこのふざけた作文はなんだ今時中学生でもこんな作文は書かないぞ?」

『なッ?バキャな先生、俺の作文は中学生にも劣ると言うんですか、もう一度よく読んで下さい完璧でちょう?ちゃんと高校生活を振り返ってるでちょうが?』

噛みまくりだった。
どうやら平塚先生の可哀想なものを見る目線に俺のガラスのハートは耐えられなかったらしい。
平塚先生は俺の必死な言い訳を聞くと、さっきまでの可哀想なものを見る目線から一転し目線だけで人を殺せるんじゃないかと思うほどキツく睨みつけてくる。

「言い訳はよせ小僧」

『小僧って…嫌、確かに先生の年齢からしたら確かに小僧かもshぷげらっ』

ドンガラガッシャーン


グーだった、ノーモーションで拳を人体の急所の一つである水月に放ってきやがった。

「……次はコロス。」

「おっおい大丈夫か春夏?今5mくらいふっとんだぞ?」

『…比企谷……俺、明日から友達つくるんだ』

「…それは死亡フラグだ」

平塚先生はそんな俺達の三流漫才など眼中になく、「私、年齢なんて気にしてないですわよ」的ないい笑顔で指をパキパキッと鳴らしながら近づいてくる。

……先生、目が笑ってないです。

美人が笑顔でブチ切れると本当に恐ろしいという事を俺と比企谷は今日学んだのである。
それにしても本当に怖ぇ、いい笑顔のはずなのに目が笑ってないから圧力がハンパない、先生の年齢に感して何の発言もしていない比企谷までもがガクブルッ状態である。


ズザッ?


『「………すみませんでしたッ???」』


土下座


「い、嫌、土下座はよせ、私は何も本気で怒っている訳では」

初速から既に最高速の一切の無駄のない動作でくりだされた俺と比企谷のTHE土下座を見た平塚先生は先程の怒りを忘れる程驚愕し2〜3回程目をパチクリした後、慌てたように言葉を紡ぐ

「…オホンッ、とにかく作文は書き直せ?いいな?」

『「えぇ〜、」』

「書・き・な・お・せ?」

「……」

『グハッ?』


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