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異世界からチートな常識人が来るそうですよ(タイトル詐欺)
第十六話 一ヶ月音沙汰無しでごめんなさい。普通のタイトルでゴメ
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それを抑えている。成仏もさせずに、それとも出来な」

「五月蝿いぞ☆」

え? とペストが反応するよりも早く、

氷刃と魔炎が辺り一帯を薙ぎ払った。ついでに街と残っていたシュトロムを破壊した。

防ぎきれずに吹っ飛ばされたペストだったが、すぐに体勢を立て直し、訝しげに尋ねる。

「いきなりは失礼では?」

「知ったことか。それにこの霊群は率いている訳じゃなくて取り憑かれているだけだ。呪いみたいなもんだし」

それに、 と一旦黙り、笑いながら構える。

「そろそろこのゲームもお終いだよ。なのにわざわざ仲間に入るわけないだろう?」

一際大きな地響きが起こる。十六夜達の決着が付いたのだろう。それを確認したペストは目を閉じ、

「………そう、なら―――白夜叉だけ手にいれて皆殺しよ」

辺り一帯に黒い風が巻き起こる。ゲームは終盤へと入り始めた。






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