第十二話 アルビヨン
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化した。
「?変なグリーン様。」
ハンナはワイアットにそう言うと室内には沈黙が訪れた。
やがて船はアルビヨンの港に着いた。
アルビヨンの港の近くにアルビヨン王家の竜籠を発見し二人は近づいた。
「この籠は誰を待っている籠かね?」
ワイアットは竜騎士に話しかけた。
「ん?グリーン様だよ。貴方様は!ご無礼お許しください。」
竜騎士は振り返った時にワイアットがいて驚き自身の非礼をわびた。
「君のことはいい、父上が危篤なのだろう?早く飛ばしたまえ竜騎士のマイク君。」
ワイアットはそう話すとハンナを竜籠に先に入れて自身のが入る時に竜騎士の名前を呼んだ。
「わかりました。グリーン殿下!」
ワイアットに名前を知ってもらえている事で、かなり士気が上がった竜騎士のマイクは、部下に指示を出してすぐさま城へと飛び立つ。
異例の速さで王宮に着くワイアット達だった。
ワイアット達が竜籠から降りるとマーベリックが、目の前に立っていてワイアットをすぐに国王ジョージ二世の寝室に連れていこうとした。
「殿下、早く王の寝室に行きましょう。」
ワイアットを引っ張ろうとするがワイアットにかわされる。
「マーベリック、近い、少し距離を置こう。」
ワイアットとハンナはマーベリックの二人を走りながら距離を置く。
「殿下何故か私をさけてませんか?」
マーベリックとワイアットは走りがら言葉を交わしながらジョージ二世の寝室に到着するのだった。
「父上、遅くなりましたが私です!グリーンです。」
グリーンはそう言うやいなやジョージ二世のベッド前に滑り込んだ。
「グ、グリーンかここに我が子供らが揃ったか。マーベリック!」
ジョージ二世は大分弱りながらも、マーベリックを呼んだ。
「はっ!陛下、これよりアルビヨンの継承を国王ジョージ二世の書いたものから読み上げる。
各王子異存ないな?よろしいならば始める。まず最初に王位だが、アルビヨン王国太子ジェームズとなっている。各王子異存ないな。」
マーベリックは淡々と発表する。
「はい!」
三人とも返事をする。
「よろしいならば次だ、アルビヨン王国第一王子チャールズはアルビヨン南方の王家直轄領に封じる。かつて、存在した王子アンソニーが治めていた土地のため、チャールズをモード大公とする。名前がモード大公になったからと言って反乱は起こさぬようにいいな。」
「はい!わかりました。」
チャールズは返事をする。
「最後にグリーンお前だが正直迷った、何故ならばお前にくれてやる土地も残っておらず、だからと言って何もくれてやらないわけにも
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