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魔法少女リリカルなのはGK《ガイキング》 〜炎の魔竜伝説〜
第6話 決意(前編)-それはある日の夕暮れに・・なの!-
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そして、太陽参加で試合は再開した。
両チームが懸命にボールを奪い合いめまぐるしく攻守が入れ替わる・・そして、
<くっそー、時間切れですか・・・あと少しだったのに・・>
<何が『あと少し』ですか?・・時間に救われましたね>
アルとレイジングハートが仮想空間から戻ってきた。
<・・・って、あれ?なんでなのはさんが私を・・・って!?マスターが試合に出てる!?なんで?>
「あ、えっとねアルちゃん。・・実は・・」
戻った2機に事情を説明する。
<へー・・ちょっと離れた隙にそんな面白いことに・・・って、あ!>
「あ!太陽君の方に!?」
ボールを持った相手が太陽の方に向かって進撃していく。
それを正面から迎え撃つが、簡単なフェイントであっさりと躱された。
「あ!抜かれちゃった・・」
「やっぱ初心者だし・・・」
「太陽くん頑張れー・・・って・・」
そこまで言って言葉を止める。
なぜなら・・・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
桜台JFCのエースポジションの少年は急遽入った太陽を見て数合わせの要員だと判断した。
理由は、リタイヤが出て控え選手のいないチームが急場で参戦させたことと、動きがどう見ても初心者のそれだからである。
なにせ、とりあえずボールのあるところへ走っているだけで陣形もなにもあったもんじゃないからである。
すでに時間はロスタイムに突入しており太陽を抜けば一気にゴールまで攻められる位置・・・
(こいつを抜いて一気に逆転だ!)
そう思い少年は突撃し、フェイントで鮮やかに躱し一気に走りだそうとしたところにフッと正面に人影が現れる。
(!?・・他の選手がもう周りこんで・・・・って、えぇぇぇぇぇ!??)
少年は驚く。
それはそうだろう何故なら彼の正面にいたのは・・
「ふう、あっぶねー」
そう言って息を吐く自分が今抜いたはずの太陽だったからだ。
(いや、まておかしいだろ!?・・抜いた瞬間にもう前にいるとかありえないだろ!?)
そう思いながらも走るのを止めるわけにもいかないので再びフェイントとステップで太陽を抜き去り・・・・
「あー・・またやられた・・」
(だからなんでだーーーー(゚д゚lll)!?!?)
再び太陽と向かい合うことになって固まる。
その隙に、
「よ!もーらい!」
「へ?」
太陽はボールを掠め取りドリブルを始めた。
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どんなに速い動きでもある程度距離を置いてみるとよく見えたりすることがないだろうか?
目の前を車が通過するときはその速度を速く感じるのに、遠くを同じ速度で
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