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魔法少女リリカルなのはGK《ガイキング》 〜炎の魔竜伝説〜
第6話 決意(前編)-それはある日の夕暮れに・・なの!-
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「ん〜・・さっき選手がもみくちゃになったときこっちの選手の一人動きが変だったんだ。・・怪我してたのかも」
「「「え!?」」」
驚いてなのは達が選手たちを見ると士郎が選手の一人の脚を診断していた。
気になって4人が近づいてみると、
「・・・やはり足首をひねっているな・・・これ以上は無理しないほうがいい」
そんな士郎の言葉が聞こえてきた。
どうやら当の選手はもう出られないようだ・・・ならば控えをと言いたいところだが今日に限ってチームの控え選手の子は家の都合で休んでおり誰もいなかった。
だが、軽いとはいえ怪我をした子を出すわけにいかないのでどうしたものかと考えていると・・・
「・・・・あの・・お父さん、太陽くんならやれるんじゃないかな?」
と、なのはがポツリと提案した。
「・・・え?・・俺?」
白羽の矢を立てられた太陽は目を丸くする。
「あ・・えっと・・太陽くん運動得意だし・・そのもしかしてと思ったの・・だめかな?」
少し弱気に聞いてくるなのは。
おそらく、チームのみんなが困ってるのを見て咄嗟にいったことなので太陽に迷惑がかかるのが心苦しいのだろう。
太陽は少し考えて
「士郎さん、俺にできるならやらせてください」
「・・・いいのかい?無理しなくてもいいんだよ?」
「大丈夫です、それにせっかく応援に来たんだしやれることはやりたいですから」
そう言って笑う太陽。
それを見た士郎はバックに入っていた予備のユニフォームを手渡し
「なら頼む、力を貸してくれ」
「はい!」
それを受け取り力強く太陽は返事をした。
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相手チームに事情を説明し参加を認めてもらう交渉を士郎がしているうちに太陽は着替えて柔軟を始めていた。
「大丈夫なの?」
「ん〜・・どうだろ?正直サッカーやったことないから『足だけ使ってボールを蹴ってゴールに入れる』くらいしかルールよくわかってないんだけどね」
アリサの問いにそう答える太陽。
「・・・・ごめんね、変なこと頼んじゃって・・」
そう言ってショボンとするなのはに
「あはは、嫌々やってるわけじゃないよ。初めてだからワクワクするし・・・それに・・」
「「「それに?」」」
「せっかく応援してたんだから勝った方が応援した甲斐があるじゃん!」
太陽はそう言って笑う。
「「「・・・・・」」」
それを聞いた3人は、
「なんか恥ずかしいこと平然と言うわね」
「なのはちゃんがスゴイスゴイ言ってた気持ちがわかるかも」
「ふえぇぇぇ!?」
太陽に聞こえないように呟いていた。
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