ALO編
episode1 灰色で楽しい日常
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帰の速さは、俺の精神的問題の他にも一つ要因があるのだが)、別に文句はないのだが。
しかし俺は問題なくても、医者にとっては問題らしい。
医者が言うにはそれは、「痛みをリアルに感じ取れていない」というものなのだそうだ。確かに神経は痛みを脳へと伝達しているし、脳もそれを痛みとして受容しているはずなのに、それが本人の意識上に登っていないのだ…などという話を、ドーパミンだのノルアドレナリンだのの難しい専門用語で説明されたものの、はっきりいってよく分からんかった。結構やばいらしく、この状態だと怪我の発見が遅れたりといった問題が起こったりしてよくないんだとかなんとか。
まあ俺としては、それでさっさとリハビリが終わるならそれで十分だった。
結果。俺は医者からは痛みを伴う様なことを厳格に禁止(ちなみにできれば運動も控えてほしいと言われていた)されたもののそんなものを守るはずも無く、こうして朝毎に屋敷を脱走しては、バカな遊びに興じているのだった。
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