暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 舞えない黒蝶のバレリーナ (現在修正中)
第一部 ―愚者よ、後ろを振り返ってはならない
第1章
第1話 黒猫
[14/14]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
……っ、ああああぁぁぁぁあああああああ!!」
気づいた時には、玄関のドアを思い切り開け放っていた。鈍く刺さる外の冷たい風も、どこか遠く感じられる。
「モミ……ッ!?」
聞き慣れた女の子の声が聞こえたけれど、誰だか分からない。
……分からない。分かりたくない。もう何も受け付けたくない。
私の中でグルグル渦巻く全てのものが、ぼんやりと靄がかかってしまっていた。目や耳に入ってくる情報を、体が拒絶する。
けれど、そんな中でも射抜くような光だけが、妙にハッキリしていて。
何度目かの声が耳に届いた時、ぼんやりと、それを認識した。
――――けたたましいクラクションと、ブレーキの音を。
「……あ」
――――世界一素敵なバレリーナになるよ。
そう言った自分の声が、やけに鮮明に蘇って。
同時に、視界は黒で塗りつぶされた。
<i614|14692>
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ