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インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第13話「クラス代表決定戦04」
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シリア自身にも慢心や油断があっただろう。
だが、これが本当に初陣の……ISの起動が数回目となる者の実力なのか?
その事実にセシリアは驚きを隠せないでいた。
因みに現在の二人の状態はというと
セシリアのS.E残量は被弾率とレーザー兵器による消耗やその他諸々を含めて残り60%といったところで、武装に関しては射撃型BT兵器は4機とも大破し、弾道型BT兵器の残弾数も心持たず。あとは自身の右手に持つ
レーザーライフル
(
スターライトMKV
)
と
拡張領域
(
バススロット
)
に
量子変換
(
インストール
)
された
ショートブレード
(
インターセプター
)
1つのみだ。
一方一夏は、S.Eの残量は回避による消耗と被弾率を合わせ残り40%といったところで、武装は健在し、レーザーによる被弾箇所は一次移行のせいなのか修復されている。
ナギ
「な、何とか一次移行が間に合ったみたいだね…」
癒子
「ミサイルが当ったときはもうダメかと思ったよ…」
本音
「行け〜オリム〜。ここからが本番だよ〜」
一夏
「みんな…[ビビッ…]ん? 何だ?」
<近接特化ブレード“雪片弐型”が使用可能になりました>
一夏
「(“雪片”って千冬姉が使ってた武器だよな…千冬姉…)」
一夏はここまでやってこれたのは自分の力だけではないと自覚している。
自分一人だったらとっくに諦めていただろう…。
箒と剣を交えて己を鍛え直したから、あの三人に知識を付けてもらい情報を集めてもらったからここまでやってこれたのだ。
だからこそこの戦いに勝ちたいと、勝たなければならない…。
こんな自分を助けてくれた友人の為にも、雪片を託してくれたであろう姉の為にも、己を鍛え直してくれた箒の為にも勝ちたい。
そう思っている。
一夏
「オルコット!」
セシリア
「な、なんですのっ?」
一夏
「この試合、勝たせてもらうっ! 協力してくれたみんなの為にもなっ!!」
[シュンッ]
セシリア
「っ速い!?」
薫子
『織斑選手、新武装を展開し、今まで以上のスピードでオルコット選手に迫りかかったぁああ!!」
鏡也
『最適化処理が済んだおかげで、ISとの感覚が馴染んだのでしょうね。動きが断然に良くなっています』
セシリア
「墜ちなさいっ!!」
[バシュンッ!!]
[バシュンッ!!]
急加速で近づいてくる一夏に向け、レーザーを掃射するセシリア。
一夏はそれを交わしてセシリアに迫る。
一夏
「貰った!」
セシリア
「くっ!!」
[ザンッ!]
[ドォオンッ!!]
右手に握る雪片弐型をブルー・ティアーズへ振るう。
だが、それをセシリアはレーザーライフルを咄嗟に手放すという行動を取ることで辛うじてかわすこ
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