暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic4魔導円舞〜Reverse:The ToweR〜
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落ちて来た妖精さん?を受け止めた。辺りを見回すと花どころか街一面が凍ってる。息を吐くと白くなるんやけど、不思議なことに寒くはない。たぶんこのコートのおかげやろね。すごくぬくぬくやし♪

「・・・よし。用事は終わったから、買い物と行こうか。はやて」

「え? もうええの? 妖精さんは・・・?」

わたしに背を向けてたルシル君が振り返ったんやけど、抱えてたはずの妖精さん?はもうどこにも居らんかった。

†††Sideはやて⇒ルシリオン†††

ジュエルシードの影響で花屋の花が起こした、今回の騒ぎ。はやてに見られないようにして妖精の姿を取っていた薔薇からジュエルシードを取り出し、“神々の宝庫ブレイザブリク”に取り込むことに成功。結界を解除しようとした矢先、「なに・・・!?」結界内に侵入してきた何か――いや、明らかに魔導師だな。

(まさかなのはか・・・?)

なのはが魔導師になるのは今夜のはずだが、この世界では早いのかもしれないな。と、そう思ったが、魔導師の反応が2つ。なのはとユーノのコンビかと僅かに考えたが、感じ取れる魔力からして別人が2人。魔力量はそれほど高くないようだが、気になることが1つある。

「(ジュエルシードを持っている・・!?)はやて。ここから動かないでくれ。いいな?」

「え? あ、うん・・・判った」

有無を言わせないように低い声を出し、頷いたはやての頭をフード越しに撫でてから空へと上がる。向かうは侵入者の元。はやてのところから1kmほど離れたところで、「魔導師発見!」2人の少女の声がダブって聞こえた。飛行を停止し周囲の気配を探った瞬間、

――バインドブレット――

真下から30基ほどの魔力弾が飛来してきた。魔力光はクリーム色。知り合いにこの色を持つ者は居ない。私や“エグリゴリ”ではない、この世界に元から居る私が知らないだけのイレギュラーかもしれないな。魔力弾を回避しつつ術者の姿を捉えようと目を凝らす。が、魔力弾は誘導操作の効果を有していて、回避しても追尾してくるため、なかなか捉えることが出来ない。仕方ない。純粋魔力ならイドゥンで吸収できるはずだ。消費した魔力を今ここで回復させよう。

――女神の救済(コード・イドゥン)――

吸収時に他の魔力弾を受けないよう気を付けながら、一番近かった魔力弾に触れた瞬間、「しまった!」右手首にリングバインドが掛けられてしまった。この隙を逃すような間抜けな魔導師じゃないようだ。着弾時にバインドと化す魔力弾を一斉に私へと殺到させてきた。

「抜け出せない・・・!」

結果、左右前腕・上腕、左右脛・太腿、腰、胸、首と、馬鹿みたいにリングバインドに掛かってしまった。バインド破壊をしようにも結構複雑な魔法式(プログラム)が組まれていて、かなり時間が掛
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