暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic4魔導円舞〜Reverse:The ToweR〜
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出て来たな」
花屋さんから妖精さん?がヒラヒラ飛んで出て来た。そんでもって両腕を振り始めた。よう見ると、手の平からキラキラと粉のようなものが出てる。その粉が触れた場所から、「花咲かじいさんみたいやな〜」色んな種類の花が咲き乱れた。
妖精さん?は空を飛び回って、街中を花だらけにするんやないかってくらいに花を咲かせてく。雨のように花弁が舞い降ってくる中。「悪質な害じゃないようだが」ルシル君が妖精さん?に向かって歩いてく。
「どうするん?」
「もちろん・・・」
――
咲き乱れし
(
コード
)
、
汝の散火
(
マルキダエル
)
――
ルシル君が前に向けて左腕を伸ばすと手の平から大きな火の玉が生まれて、妖精さん?に向かって飛んで行った。火の玉は途中で幾つもの小さな火の玉に分裂して、ドォン!って爆発して花を燃やし尽くしてく。あまりにことに呆けてしまったけど、「何してんのルシル君!?」ルシル君の暴挙を止めるために怒鳴る。
「決まってるじゃないか。あれを止めるんだ」
「でも、それやからってこんな酷い・・・」
「酷い、か。そうかもしれないな。けどな、はやて。こうしないと世界がダメになる。結界内だからこそ騒ぎが起こってないが、これが現実で起こったら・・・どう思う?」
想像する必要もあらへん。大騒ぎや。それが判るからこそわたしは「ごめんな」謝る。魔法のこととかなんも知らへんわたしが、ルシル君のやることに口を挟むんは間違いやもんな。ルシル君は火の玉で咲き乱れる花々を燃やしていくんやけど、それ以上に妖精さん?が花を咲かせてく方が早い。その所為で火もあっという間に鎮火。
「・・・って、こっち来たよルシル君!」
目に見えて怒ってる妖精さん?がわたしらのところに向かって飛んできた。わたしを護ってくれるかのようにルシル君が前に立って、「お前の願い、悪いが潰させてもらう」って謝った後、魔法陣・・っていうヤツやろか? 銀色に光り輝く魔法陣がルシル君の足元に出来た。妖精さん?はそれにビックリしたみたいで、突進を止めて急上昇。さらに空でスケート選手みたいにクルクル回って、キラキラ粉を振り撒き始める。
「火がダメなら・・・」
――
吹雪け
(
コード
)
、
汝の凍波
(
バルビエル
)
――
ルシル君の足元にまた魔法陣が出来たらと思うたら、わたしらの周りから宝石みたいな氷の柱がいくつも突き出してきた。その氷の柱から冷たい空気が漂い始めて、キラキラ粉や周囲の花々を凍らせてく。さらに「ジャッジメント」ってルシル君が指を鳴らすと、氷の柱が全部一瞬で砕けて、わたしらを中心にして吹雪の竜巻になった。
「凍らせるだけだ」
吹雪が止んで真っ先に口から出た言葉は「やり過ぎちゃう?」やった。ルシル君は「結界内だから問題なし」って言うて、氷像になって
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