暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic4魔導円舞〜Reverse:The ToweR〜
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授業といきたいが、詰め込みすぎるのはかえって逆効果。だから次は文系だ。はやてのリクエストで、英語も含めた国語を教えることになった。
今日は英語。黒板代わりの空間モニターを使ったりして、簡単な単語学習や英文和訳・作成をさせる。まぁ、英語を教え始めたのは一昨日からなため、正解率はお世辞にも良いとは言えない。だがそんな失敗をはやては糧とし、さらに意欲を高める。教えがいがあるというものだ。
「じゃあ昼食を作って来るから、その問題を解いていてくれ」
「はーい、せんせ〜♪」
はやてにいくつかの和訳問題を出して、昼食を作るためにキッチンへと向かう。サクサクッと作れるオムライスでも作るか。材料を冷蔵庫からだし、12時までに終わるように調理開始。調理の最中、はやての部屋から「オムライスや〜!」なんていう嬉しそうな声が聞こえてきた。
副食としてツナと刻みキャベツのサラダを作り終え、時間を確認するとちょうど正午。はやての部屋へと戻り「はい。今日はこれまで。お疲れ様だ、はやて」デスクに突っ伏したはやての頭を撫でながら労いの言葉を掛ける。
「はぅ〜。ありがとう、ルシル君〜」
ふにゃっと破顔するはやて。それから一緒に昼食を摂り、洗濯物が乾くまでのんびりソファに腰掛けて待つ。はやては図書館で借りた文庫を。私は目を閉じて意識を外に集中。ジュエルシードの覚醒状態を把握しておく。
今日、なのはが魔法を得る日・・のはず。すでに31個というイレギュラーが発生している以上はもはや確実じゃないが。とりあえずは様子を見に行ってみるか。なのはがちゃんと魔導師になるかどうかを。
(覚醒間近のジュエルシードは・・・2つか)
1つは、本来ならユーノが手に入れているはずの1つ目。先の次元世界では、ユーノが墜とされたのは2つ目のジュエルシード回収時。その前に1つは回収しているはずなんだ。だが、そんな気配はなかった。その回収されなかった1つ目が目覚めようとしている。もう1つは海鳴市商店街付近から。追加された10個の内の1つに違いない。徐々に私の知る歴史とはズレていっている。これが私にとって吉となるかどうかが重要だ。
「ルシル君。今晩も、その・・・行くん・・・?」
「・・・ああ。放っておくのは危険だから」
それに、ジュエルシードは“堕天使エグリゴリ”と戦うために必要な魔力源だからだ。はやては目に見えてしゅんと小さくなったが、こればかりはどうしようもない。私は「ごめんな」と謝りながらソファから立ち上がる。と、「どこ行くん?」とはやてに訊かれ、
「洗濯物の乾き具合を見てくる。今日はいい天気だからな、もうそろそろ乾いていてもおかしくない」
「あ、うん。そうか・・・」
「手伝おうか?」
微妙に重い空気を払拭したいがためにからかい交じりにそ
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