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武で語るがよい!
約束と家族会議
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終った……
しかし、今日の事を教訓に生かそうと皆を集めこれからの改善を皆に伝える。
聞いてる選手の中には『自分達より強い年下に対し負けていられない』と闘志を燃やす者や『神田を助っ人に呼ぶとか、反則だろう……』と愚痴る選手もいる。
まぁ、愚痴りたくなる気持ちも分からなくも無い、流石にあの動きに付いて来れる小学生は存在しないと言えるほどなのだから……。

そして、試合後の反省会も終わり、僕は清祥サッカー部の元えと足を運んだ
その理由は唯一つ、神田誠という人物がどの様な存在なのかを確かめる為である
僕は過去に護衛の仕事で色々な国に行き、そして色んな人と接してきた……
その中には良い人も居た、だが当然悪い人も居る……実際問題、戦闘をしたことなんて数えれない程だ。
そういった経験を積んだ僕の目に、彼の技術はひょっとしたら何処かの工作員やヒットマンなのでは?と疑いの目で映ってしまうのである。
さらに彼は、なのはとクラスメートだという事を久川君から聞いている
『なのはの安全の為にも彼の正体を知らなくては』と決意して行動したのだ。
彼の元まで歩み寄り、周りに居た清祥サッカー部の面々には僕から発せられる雰囲気で離れてもらったそして簡単な挨拶していき、周囲に安全を確認してから質問した。

「君は一体……何者だい?」

Side out 士郎

あ〜あぁ、なるほど……そういうことね。
士郎さんから問い掛けられた時に、『え!? 転生者である事がバレたか!?』と思って咄嗟に見聞色の覇気を使って士郎さんの思考を読んだが納得した。、
流石は元凄腕の剣士だ、たかだかサッカーのプレーを見ただけで俺の戦闘技術の高さに気づくとは……。
まぁ、何にしてもこの状況が続くのは空気が重いから適当に牽制しとくか?

「何者とは何ですか? 僕は清祥大学付属小学校3年生の神田誠ですよ?
さっき自己紹介したじゃないですか、元御神流の剣士さん?」

「ッ! 君はやはり!」
《裏の世界の人間……もう既にこの歳で染まっているのか!》

そう言いながら? そう思いながら? 士郎さんは目を険しくするだけで無く
握手している俺の手に力を込め、俺の右手を封じてきつつ、戦闘の構えに入り
どんな事が起こっても対応できる状態に持って行っている……

「あぁ、勘違いしないでくださいよ?
僕は別に何処かの工作員でも無いし、ヒットマンでも有りませんよ?
それに裏の世界の人達なんて会ったことも会話したことも無いんですから」

「それを信じろと? 悪いけど君を信頼することは出来ないよ」
《こちらの考えを読んできた?……いや、考え過ぎだな
恐らく彼はこういった状況に場慣れしているのだろう……なのはと歳が変わらない、こんな少年が……》

「まぁまぁ、そう言わずに
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