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リリカルなのは 3人の想い
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だろ」

「投げやりだなあんた」

 こんなのが神(笑)でいいんだろうか。

「ほっとけ」

 反応が薄いのがムカつくな、よしここは一発度肝を抜いてやるぜ!

「頑張れ〜」

 その余裕すぐにでも打ち砕いてやるぜ!

「俺の1つ目の願いはここに林道 五也を呼ぶ!」

「はいはい………って!うええええぇい!?お前何言っちゃってんのぉ!?」

 フハハハハ!度肝を抜いてやったぜ。

 ドンッ!

「うお!なっ何だ!?」

 声がした方を向くとそこには黒目黒髪の中の上ぐらいの顔の男がいた。
 ていうか俺が呼び出したんですけどね。

「って!ここどこだよ!」

「おお、なんて理想的なつっこみなんだ」

 思わず思ったことを口にすると、林道が声に反応してこっちを向いた。

「京介!これはお前の仕業か!?」

「間接的にはそうだぜ、だけど結論言えばそこにいるおっさんのせいだ」

「おっさん?」

 そういやさっきから静かになっているおっさんの方を向くと、

「やばいやばいやば過ぎでしょどうすんだよ、何だよ前代未聞にも程があるだろどうすりゃいいんだよ神様(上司)!」

 明らかにヤバげな人がいた。
 横を見るとちょうど林道がこちらに瞬き信号を送ってくるとこだった。
 これはさほど難しいものでもなく、ただ単に右での瞬きを50音の横、左の瞬きで縦を表すものだ。

「(どうする変態がいるぞ)」

「(いい医者知らない?)」

「(生憎脳外科や精神科に世話になることはなかったからな)」

 何かを諦めたようにため息をついてから林道はおっさんに近づき、

「とりあえず状況の説明を頼む」

 相変わらず冷静に言葉をかけた。


▼▼


「つまりあなたの上司の神が京介を含む大量の人間を存在ごと消してしまったと、そしてそのまま放って置くわけにもいかず転生と言う形をとることにして、生活資金など生きるため必要なものは保証され3つまで願いを叶えると」

 いや〜、話がスイスイ進んで楽でいいわ。

「そうだ、まことに申し訳ない……」

「それはいいんだが」

 え? いいの? 俺死んだんだぜ?

「何で俺までここに居るんだ?」

 あ、やべ。

「それはそこにいる奴が願い事1つ使ってお前を呼んだからだ」

「やっぱ京介のせいか!」

「こ、こら!狭いんだから暴れるな!」

 立ち上がって掴みかかろうとして来るが、それをおっさんが羽交い締めにしてとめた。

「なあ、おっさん。林道はこの後どうなんだ?」

「ああ? しゃあねえからこのままお前と転生だな」

 なるほど、なるほど、だったらこいつを籠絡するのは簡単だ。

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