番外編その2 リリカルな世界へ
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女として近衛刹那にのうて、うちらはほんまの姉妹になったんや。
それで記念にUSJにも行き飽きた言う事で、東京ネズミ島へ来たとき事件は起こったんや。
その日はこっちに居る最終日で、ネズミ海のレストランで食事とっていたんやけど、お父はんの携帯が鳴ってそれに出たお父はんの表情が一変したんや。
何でも、お父はんの学生時代のライバルで仕事上の知り合いが、テロに巻き込まれて意識不明の重体になったって事やった。
お父はんは直ぐにお見舞いに行きたい見たいやったけど、うちらの面倒を見ないといけへんから、躊躇してたんや、お母はんは京都でお留守番やった。そこで構わずうちらも病院で待ってるから行くという風に説得して病院へむかったんやけど、まさか其処で有る物語の主人公に出会うとは思わへんかったわ。
神奈川県の海鳴市って聞いて何処かで聞いた気がしやんやけど、病院名が海鳴大学病院って凄く嫌な予感がしたんやけど、それに遭遇したんや、栗毛ツインテールの魔王様に……。
「高町さん、自分は近衛詠春と申します。輸血に是非自分の血を、士郎の血液型と自分は同じですから」
「ありがとうございます。近衛さんの事は夫から良く聞いています」
お父はんと桃子はんが話している中で、恭也はん、美由希はん、なのははんが俯いていたんや。
暫くして士郎さんの様態が急変して危篤状態になったんや。病室に慌てて入る桃子さん達、採血前やったお父はんとうちとせっちゃんは、病室の外で悲痛な声を来たんや。
「お父さん死んじゃやー!!」
「父さん!」
「士郎さん!!」
「お父さん!!」
そのまんま、士郎はんはお亡くなりになったんや。士郎はんが亡くなるんは、リリカルなのはやのうて、とらいあんぐるハートやから、この世界はとらいあるんぐるハートだと思ったんやけど。先生と看護婦はんが家族だけにする為に出て行って、中から泣き叫ぶ家族の声を聞いた事で、士郎はんを助けることにしたんや。
士郎はんは棺桶に入れられて葬儀場へ送られたんや、うちは泣きじゃくる家族の事見たさかい。密かに隠密の札で葬儀場へ忍び込んで、霊視すると未だ士郎はんの魂が体に繋がっていたんや、其処でお母はんが原作で亡くなっていたので助ける為に作っておいた、反魂の護符を懐から出して士郎さんへ貼り付けたんや。
魂が安定して体に戻るのが判ったので、脳細胞とかが壊死しないように全回復の札で再生して一晩放っておいたんや。
お父はんが葬式に参加していたんで、式神をお父はんに憑かせて監視していたら、お坊さんの読響中に棺桶の蓋が勢いよく跳ね飛ばされて、死に装束姿の士郎はんが出て来たんや。
「俺はどうしたんだ?」
開口一発目の台詞がこれやった。
余りのことのお坊さんはひっくる返るわ、参列者は仰天するわで大変やった。
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