第八話 諸国とラグドリアン湖
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のを見て、周辺国に媚びへつらい、自らの欲しか、考えない売国奴に会うのか?英雄王が、体調が良いからと言う理由で訪問する事にしたが、英雄王に会えぬのに、訪問の意味があるのかなマーベリック?」
ジョージ二世は自身の怒りを問いに乗せ、マーベリックにぶつけた。
「陛下、かの国の貴族は気位が高いのです。ご了承くださいませ。」
マーベリックは、苛つきを隠す様に言った。
「父上、マーベリック落ち着いてください。まだ、アルビヨン領空から、出ていないのでしょう?トリステイン領空に入ってすらいないのに、トリステインの貴族で、言い争いになるのはおかしくないですか?」
ワイアットは、ジョージ二世とマーベリックを宥める。
「まぁ、グリーンの言う通りだ。マーベリック、すまなかった。ところで、グリーン、もうトリステインの首都トリスタニアには着くぞ、何故ならば我がヴィクトリアには、まだ仕上げの武装と装飾は、この為にしていない。つまり、世界一の速度を持つ船と言うことだ。トリステインの者は、ヴィクトリアの速さとその壮大な艦体に驚き、我が祖国アルビヨンの名は、更に高まるだろう。」
ジョージ二世は、自慢気にそう言った。
「陛下、殿下、トリステインの首都トリスタニアが見えてきた来ましたよ。着艦体制に入ると思いますので、準備なさってください。」
マーベリックが淡々と言う。
Sideトリステイン
民衆は騒いでいた。
今までに、見たことないほどの規模の戦艦が自分の頭上を飛んでいるのだから無理はない。
民衆は口々に戦争か?侵略か?と叫んでいた。
貴族も事前に、知らされていた一部のもの以外を除き、空を呆けて見る他なかった。
やがて、アルビヨンの国旗を見ると貴族達は、アルビヨンには、逆らうまいと心に刻む者がほとんどだった。
Sideトリステイン終了
「グリーン、竜籠に乗れ、城に素早く行くぞ。」
ジョージ二世がそう言いマーベリックに準備をさせる。
「その父上、それは無礼では?」
ワイアットがそう言いジョージ二世は、笑顔で答える。
「アルビヨンでは前、そうされたからな。」
「そうなのですか?父上。」
ワイアットは、そんなものかと思った。
ワイアット達を乗せた竜籠は、トリスタニアの宮殿と城の間にある、竜騎士演習場に、突っ込み着陸する。
「誰が、運転を?」
ワイアットは聞いた。
それに、マーベリックが答えた。
「ジョージの馬鹿だ、クソ尻を打ったぞバカめ!」
「なっ!早く着いただろう。グリーン? 」
ジョージ二世は、自信溢れる笑顔でそう言い放った。
その後マーベリックが、ひとしきりジョージ二世を叱った。
そして、謁見の間に
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