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無限の愛
第四章

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「いけるわよ」
「わかったわ」
 私はここまで聞いて頷いた、そしてだった。
 今回も決断を下した、その決断は。
「そのコースで行きましょう」
「よし、それじゃあね」
 桃の娘は航路を設定した、そのうえで皆に言った。
「その航路で設定したから」
「よし、やるわよ」
 黄の娘が服の腕をまくった。気合が入った証拠だった。
「それじゃあね」
「頼んだわよ」
 私達五人で黄の娘に声をかけた、彼女も笑顔で応える。
 航路はすぐに設定されて船はそのコースを突き進んだ、すると早速だった。
 とんでもなく長いアステロイド帯だった、小石だの宇宙の残骸だのがこれでもかという位漂っている。
 黄の娘はその中をゲームの様に操縦させながら言う。
「こんな操縦ははじめてよ」
「ええ、そうよね」
「全くね、凄いわね」
 全速力で勧めさせつつ上下左右に動かせながらの言葉だ。
「これはね」
「抜けられる?」
「任せてって言ったでしょ」
 これが彼女の返答だった。
「次はブラックホールよね」
「そうよ」
 桃の娘が黄の娘に答える。
「その次が超惑星で宇宙潮流でね」
「四連続ね」
「それでこのアウテロイドの辺りにどうやら」
 何がいるかというと。
「海賊がいるから」
「わかったわ」
 青の娘が不敵な笑みで応える。
「来たら任せて」
「レーダーも見ているわよ」
 紫の娘も言う。
「出て来たらすぐに言うから」
「ええ、わかったわ」
 私は紫の娘に応えた、そしてだった。
 私達は皆で行く、すると。
 レーダーが反応した、紫の娘が報告する。
「真後ろからよ、十隻よ」
「十隻ね」
「ええ、そうよ」
 こう私に言うのだ。
「それだけよ」
「了解、じゃあね」
 青の娘が応える、そして自分の席からだった。
 船の尾部のビームを放つ、それで迫る海賊船を一隻、また一隻とだった。
 沈めていく、だが敵もビームやミサイルを放ってくる。
「ビームにミサイルが来てるわ」
「わかってるわ」
 黄の娘が私の言葉に応える。
「見えてるから」
「見えてるのね」
「そうよ」
 こう私に答えてきた。
「敵の攻撃もね」
「こっちもよ」
 青の娘も言ってくれる。
「読んでるから」
「じゃあ回避も攻撃もね」
「任せて
「大丈夫だから」
 私に答えながらそれでだった。
 避けて当ててくれる、海賊達はその数を減らしていってそのうえで退散していった、アステロイド帯も何とか越えた。
 だがすぐにだった、今度は。
 ブラックホールだった、それもかなり大きなものだった。
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