第2話 死神との出会い。
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姿を二人に見せる。
『な、なにこれ…』
『こんなの見た事ない…』
その余りの異形さに、二人も、はやて同様驚愕を顔に浮かべる。
「そんでここからが重要なんやけど、恐らくこの三体は意図的に送り込まれたもんやないかと私は思てる」
そもそも、同じ姿をした三体の化物が同時に、それも都合よく現れるなんてありえない。しかも今まで見た事もない生き物なのだ。
どこからどう見ても誰かが意図的に送り込んだのはバカでも分かる。
「せやから機動六課部隊長としての命令や。あの三体の駆除を、高町なのは一等空尉、フェイト=T=ハラオウン執務官両名に命ずる」
と、言った直後、心配そうな顔をして。
「くれぐれも気を付けてな」
そう言った。
そんなはやてを内心でちょっとだけおかしく思いながら、なのはとフェイトは「了解」と言って通信を切った。
だが、あの化物になのはとフェイトだけを送り込むのは些か心配ではある。かといって新人はまだ実戦で使えるだけの成長はしていない。
「シグナム、ヴィータ」
故にはやては、最愛の家族であり、自らを守護する騎士二人に通信を繋いだ。
◆
場所は変わって機動六課にある訓練場。
陸戦用空間シュミレータを搭載しており、かなり凄い環境下での訓練が可能となっている。
そして、そこには、四人の新人がいた。
スバル=ナカジマ、ティアナ=ランスター、エリオ=モンディアル、キャロ=ル=ルシエである。
彼らは、朝からなのはの厳しい訓練にゼーハー言いながら頑張っていたのだが、突如アラームが鳴り響き、なのはもなにやら深刻そうな顔で通信してる姿を、真剣な面持ちで見ている。
「ティア、何があったのかな?」
「あたしが知る訳ないでしょ」
と、陸士訓練校時代からの同期であるスバルのティアナはいつも通りの感じである。
「エリオ君…」
「何があったんだろうね」
年齢が幼いキャロとエリオは、少しだけ心配気な表情をしている。
すると、通信を終えたのか、なのはが四人の元へとやってくる。
「緊急事態につき今日の訓練はここで終了。各自今日は身体を休めて明日に備えてね」
「えっと、あたし達は出動しなでいいんですか?」
なのはの言葉に、ティアナがそう言う。
「うん。今回は少し今のフォワード四人には厳しいからね」
遠まわしに「足手まとい」だと言われた四人の表情は少しだけ沈む。それを見たなのはは慌ててフォローする。
「今はってだけで、いつかは実戦に出るんだからそんな落ち来なくていいよ。四人とも一週間前とは比較にならない程強くなってるんだから」
それだけ言って、なのはは飛んで行った。
なのはを見送っ
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