暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第18話 ベーオウルブズ
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そり付いていくなのは。
ドームの関係者のみ立ち入りできる場所。今は職員は誰もおらず、出入り自由状態だ。そんな状況の中、ヴィヴィオはまるでドームの職員みたく知っている道を歩くように一度も止まらず歩いていた。

「何処へ行くつもりなの………?」

ヴィヴィオの行動に今の所特に変わりはない。
なのはは警戒しながらもヴィヴィオに付いていった。

「………あった」

ヴィヴィオが立った場所は何もない普通の壁。
なのはは物陰に隠れ覗いていると………

「えっ!?」

ヴィヴィオが壁に触れ、何か話したと思ったら、壁に魔方陣が現れ、下に続く階段が現れた。

「まさか………!!」

ヴィヴィオは下に降りていき、なのはも慌ててそれに続く。

「えっ………」

そこでなのはが見たのは、近代的な機械で覆われた一室。しかも今のミッドチルダには無い技術で出来ていた。

「なのはお姉ちゃん来ちゃったの!?」
「ヴィヴィオちゃん………?」

驚いてその場に立ち尽くしていたなのはに声をかけるヴィヴィオ。

「これって何なの?」
「………分かんない。だけど私を呼ぶ声がしたの。知らない筈なのに懐かしくて温かい声………そしたら………」

そう言ってヴィヴィオが中心を見ると、そこには白い双剣が台に鎮座されていた。
しかしその双剣はかなりボロボロで所々欠けており、とても使える状態では無かった。

「何これ………」
「君も使い手を待っていたんだね、そんなにボロボロになりながらもバルバドスの様に………」
「バルバドス………?ヴィヴィオちゃん一体何を言って………」

ヴィヴィオの雰囲気も代わり、話にもついて行けずなのはは混乱するばかり。

「………私を呼んだって事は使い手がこの近くに居るって事だね………分かった、私が連れてってあげる」

そう言ってヴィヴィオは双剣の方へと進む。
そして双剣に触れると双剣は腕輪状態へと変わった。

「デバイス………なの?」
「………お姉ちゃん行こう。これを渡さなくちゃ!!」
「えっ!?う、うん………」

ヴィヴィオに言われ、その後に続くなのは。
そして外へと出ると、先ほどの階段は消え、再びただの壁へと元に戻った。

「うそ………」
「行こう!!」
「ま、待って!!」

先に行くヴィヴィオはなのはは慌ててついて行った………











「さて、せっかくの休日にまた金にならねえことしちまったな………」

戦闘が終わり後始末を機動七課に任せたバルトは状況の説明のために、その場に留まっていたが、結局敵対している機動六課のバルトを蚊帳の外に好き勝手始める機動七課。

「もう帰っかな………」

そんな事を呟きながら立ち上がる。

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