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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第18話 ベーオウルブズ
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刀両断だなこりゃあ。チビッ子副隊長の言葉を使ったがイマイチだぜちくしょう………」
と1人呟くバルト。
「何て強さ………」
「………」
「隊長………?」
隣のウルフ2が驚いている中、桐谷の鎧の中で別の事で驚いていた。
(似ているあまりにも………だが彼はバルトマンよりも明らかに若い………いったいどういうことなんだ?魔法は若返る事も可能なのか?………………試してみるか……)
そう思った桐谷はステークを構え、バルトに向かって駆け出す。
「隊長!?」
そんな桐谷の行動に驚くウルフ2。
しかし桐谷のスピードに付いていけず、止められなかった。
「うん?………!?てめぇ!!」
慌ててヴォルフバイルで防ぐバルト。
何とか仰け反るのを防いだバルトだったが、怒りが顔に出るほど、怒っていた。
「てめぇ………何の真似だ?不意打ちはされる側がボーッとしてたのが悪い。………だがお前は手加減したろ?どういうつもりだコラァ!!」
「………何故手加減したと?」
「さっきとは違って攻撃に覇気がねえんだよ!俺を舐めてんのか!!」
そう言い返し、ヴォルフバイルを構え向かって行くバルト。
「真っ向から来るなんてな………」
そう呟きながら両肩のスラスターを展開する。
「クレイモア、行け!!」
向かってくるバルトに向かって魔力弾をまき散らした。
真っ直ぐ向かってくるバルトにとって広範囲に向かってくる魔力弾の雨を避けることはとても無理。
「なっ!?」
しかし発射した直後、バルトの姿が消え、クレイモアは全て空振りとなった。
『マスター!!』
レミエルに言われ、咄嗟に左手を上げると左腕に衝撃が走った。
「ほう………優秀なデバイスに助けられたな」
「速すぎる………前のバルトマンはここまで速くは………」
「バルトマン?………なるほど、俺を見て、試したって事か………ちっ………」
桐谷の言葉を聞いたバルトは興が削がれたのか斧を下ろし、頭をかいた。
「だからか………つまらねえ、せっかく今日の憂さ晴らしが出来ると思ったのによ………ったく………」
「あなたはバルトマンじゃない………?」
「まあ似てると言われたら確かに似てるが、俺は違うぜ?バルトマンは俺みたく若くないだろ?」
「………そうですね。失礼しました」
そう言って桐谷はバリアアーマーを解除した。
「では改めまして。機動七課、ベーオウルブズ隊長加藤桐谷です」
「俺はバルト・ベルバイン。ガチな戦いはいつでも歓迎だぜ」
そう言って互いに握手する2人。
バルトの顔は笑みがこぼれたが、桐谷の顔は険しいままだった………
「何ここ………?」
ヴィヴィオにこっ
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